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活きアジでアオリイカを狙う『ヤエン釣り』で1.3kg含む5匹手中【三重】大型のバラしも

TSURINEWS

ヤエン釣りで仕留めたアオリイカ(提供:TSURINEWSライター・ナカイカ)

三重県での一泊二日のヤエン釣行をレポート。サーフからの朝マズメ狙いで1.3kg超を含む5杯をキャッチし、移動後もヒットを重ねたが、2kg超の大物を目前でバラす悔しい展開も。とはいえ、車中泊を交えた充実の釣行となった。

三重エリアでヤエン釣行

三重のアオリイカ状況は冬でも非常に良く、かなり釣果を目にしていた。特にレンタルボート屋の釣果が良かったので、今年1月ごろに一度ボートヤエン釣行をしたのだが、アタリはゼロで不発に終わってしまった。

3月に入り大型アオリイカの釣果を目にするようになった。3月末あたりに長めの休みを職場に申請し、車中泊だが一泊二日のヤエン釣行を計画した。

初日:午前3時ごろ開始

午前3時少し前にポイントの駐車場に到着した。祝日だったので先行者がいるかと思ったが、駐車場には誰もおらずポイントは貸切にできそうだ。

ヤエン釣りは道具が多く、駐車場からポイントに道具を運ぶのが大変だが、台車があると楽に運べる。台車に道具を載せて運搬していると、去年はなかった「熊出没注意」の看板が立っていた。今後この釣り場に来るときは、念のため熊鈴を用意したほうがよさそうだ。

道具を運搬して準備し、3時頃に釣りを開始した。

1kg超えのアオリイカ浮上

アジの泳ぎの変化もなく1時間ほど経過したころ、竿先が急に右に向き、リールからラインが出ていった。今年初のアオリイカからのアタリで、ドキドキしながら寄せ始める。

特大サイズではなく、1キロあればいいかなというサイズ感だ。何回か寄せをし、抵抗なく寄ってくるようになったのでヤエンを投入。今回のヤエンは自作品ではなく、最近バラしが多かったため、ヤエン仲間に勧められてメルカリで購入した跳ね上げ式のものを使った。

ライトで海面を照らしながらやり取りしているとアオリイカが浮いてきた。ヤエンは到達しているが、アジを離しておらず、まだ掛かっていないようだ。

アワセを入れると墨を吐いたため、ヤエンが掛かったと判断し、力強い引きをいなしながら波に合わせて寄せてギャフを掛け、無事に取り込んだ。サイズを測ると、予想に近い1.18kgだった。

さっそく良型をキャッチ(提供:TSURINEWSライター・ナカイカ)

アオリイカがサイズアップ

1杯目のヒット後しばらくアタリがなく、アジを一度回収して投げ直した。操作して沖の方へ泳がせ、竿をあおって誘いをかけるとアジが急に暴れ出し、ビクッとした感触の後、竿先が沖に引っ張られていった。

アオリイカが止まったので寄せに入り、重さは先ほどよりやや重たい。抵抗なく寄ってくるのを確認し、ヤエンを投入。しばらくするとヤエンが近づいたようでアオリイカが嫌がって走った。止まったころにヤエンの到達を確認してアワセ。無事に掛かり、引きをいなしながら寄せて取り込んだ。

計測すると1.36kgとサイズアップした。

アオリイカのサイズアップに成功(提供:TSURINEWSライター・ナカイカ)

さらにヒットするも身切れ

2杯目をゲットし、新しいアジを投入するとすぐにアタリ。大きさはそれほどでもなく、ヤエンが掛かるまでやり取りをしていたが、取り込む少し前に身切れが起きてしまい、バラしてしまった。

朝マズメは不発

5時頃になると空が徐々に明るくなり、朝マズメを迎えた。去年は朝マズメが不発に終わったが、今年も同様にまったくアタリがなかった。

大物がかかるもバラシ

最後のヒットから約5時間後、10時少し前に待望のアタリ。竿を持つと、明らかにこれまでと違う重量感で、2kgは間違いなくあると感じた。

ヤエンを投入し、寄せに入ったが、突然フッと軽くなった。サーフなので根掛かりの心配はなく、そのまま再度抱いてくるかと待ってみたが、抱いてくることはなかった。

ヤエン師同士で交流

10時半ごろ、3人組のヤエン師がサーフにやってきた。昼過ぎに「こんにちは、どうですか?」と聞かれたので「4時過ぎ〜5時頃までは良かったですよ」と返答。

相手は来てから2回アタリがあり、1回バラしと小型1杯という釣果だった。10時頃のアタリを最後にまったく反応がなく、お腹も空いたため、夕マズメを迎える少し前に一度撤退することにした。

食事をして道の駅で車中泊

車内でカップラーメンを食べる予定だったが、ヤカンを家に忘れてしまっていた。急遽ホームセンターで1,200円のヤカンを購入し、予想外の出費となった。

その後、尾鷲方面のローカルスーパー「主婦の店」でワラサの寿司を購入。空腹と美味しさに耐えきれず、さらに2パック追加で購入してしまった。

道の駅に移動して車中泊。寝る前にカップラーメンとワラサの寿司を食べたが、非日常感もあり非常に美味しかった。

キャンピングカーも何台か停まっており、将来はキャンピングカーで釣り旅をするのも面白そうだと感じつつ就寝。

2日目の釣行開始

午前2時半頃に起床し、エサのアジと朝食を買いにエサ屋とコンビニを回り、4時少し前に再びサーフポイントへ。しかし朝マズメも不発で、まったくアタリがなかった。

昨日の3人組のヤエン師も泊まりで釣っていたようで、状況を確認したところ、昨晩20時頃に1.8kgともう1杯の合計2杯を釣ったとのこと。ただし、朝はまったく反応がなかったようだ。

それを聞いて、私は尾鷲のポイントへの移動を決意。3人組に「移動します、頑張ってください」と伝えて出発した。

尾鷲で1.19kgアオリイカ

尾鷲のポイントまで移動し、竿を出してから約1時間後にアタリがあった。慎重にやり取りし、1.19kgのオスのアオリイカをキャッチ。

移動先で仕留めたのは1.19kgのアオリイカ(提供:TSURINEWSライター・ナカイカ)

その後、風が出てきて釣りづらい状況となる。海面を眺めていると、足元を1kgほどのアオリイカが回遊しているのを発見。すぐにアジを回収し足元に投入すると、最初は驚いて離れたが、アジだと気づくと猛ダッシュで抱きついてきた。

アオリイカはかなり沖まで走り続けて止まり、寄せては止まりを繰り返してヤエンを投入。無事にキャッチし、思わぬヒットで釣果を伸ばすことができた。

その後は夕マズメまでアタリがなく、心が折れそうになった。アジも7匹残っていたが、弱り始めていたため竿2本だけ残して片付けに入った。

片付け中に大物ヒット

竿以外の片付けが終わる頃、辺りが暗くなり始めた。普段ならこの時間帯にヒットがあるのだが、今日はないだろうと油断していた。

しかし、なんと2本の竿に同時にアタリが発生。1本目の竿を持ってやり取りし、小型ながら無事にキャッチ。2本目が気になったのでやや強引に取り込んだ。

続いて2本目の竿を持つと、かなりの重量感。2kgは超えていそうだと感じながら慎重にやり取りし、ヤエンを投入。到達を確認してアワセを入れたが、掛かった感触がない。

何度かアワセを試みたが掛からず、寄せてみると、ヤエンがアオリイカの目の前でラインに絡んでいて、実際には到達していなかった。しかもアオリイカは確実に2kgオーバー。

ヤエンを回収しようにも、アオリイカが動かず、ギャフを近づけたところで走られてしまった。数度やり取りを試みたが、ついには離され、無念のバラしとなった。

諦めたのが失敗だった

これは勘だが、同時に2本にアタリがあったことから、群れが入ってきた可能性が高い。諦めてアジを逃がしてしまったのが、最大の失敗だった。

翌日も休みだったので、諦めずに粘っていればと後悔。次回こそはこの経験を活かしたい。

大物は逃したが良型に巡り会えた(提供:TSURINEWSライター・ナカイカ)

<ナカイカ/TSURINEWSライター>

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