【6月8日TBS 系列28局で全国放送】ジープ島開島者の吉田宏司さんがRSK山陽放送(岡山市)からインタビュー取材
RSK山陽放送(岡山市)からインタビューを受ける吉田宏司さん
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初回掲載日:2025年5月13日(再掲載:2025年5月25日)。
「にいがた経済新聞」でコラムを今年3月まで連載していたジープ島開島者の吉田宏司さんはこのほど、RSK山陽放送株式会社(岡山市)からインタビュー取材を受けた。その様子を「にいがた経済新聞」が取材した。
世界有数の美しいサンゴ礁に囲まれた赤道直下の絶景の島、ジープ島。ここに40歳で移り住んだ吉田氏は、「自然と人間の調和」を体現する場として、この島を育ててきた。30代で世界中の海を潜り歩いた吉田氏は、戦時中に日本が統治していたジープ島や真珠湾攻撃の2年後に大規模な空襲を受けたトラック諸島などを訪れた。沈んだ日本の艦船と向き合いながら、次第に自然の躍動感や生命力に心を動かされるようになったという。
吉田さんは、「ジープ島には特異な自然条件もある。サンゴの砂のため水たまりができず、蚊がいない。このおかげで外で安心して眠ることができ、世界でも稀な開放感がある。朝焼けが水平線から昇り、虹やイルカ、鳥たちが現れる風景も日常だ。他の島と違い、サンドフライなどの害虫がいないのも特徴だ。島を訪れた者同士がすぐに打ち解け、28年間にわたり争いごとが起きなかった。何かを得るには何かを失わねばならない。自然の中で過ごす時間が人々に本来の自分を取り戻すきっかけになると信じている」と話す。
また、「誰が来てもいい島。みんなに何かを感じてもらえる島にしたい。自然保護を中心に考え、ビジネスを目的とせず、100年後もこの姿のまま維持されてほしい。かつては予約が取れないほど人気だったジープ島。再びその価値が見直されつつある今、自然と調和しながら癒される場として、今後さらに注目されていくに違いない。病が癒えた人もおり、20回、30回と訪れるリピーターも少なくない。携帯電話の電波も届かないこの島で、人間らしい感覚を取り戻し、その体験を日常に持ち帰ってほしい」と話していた。
詳しい内容は、6月8日15時からTBS 系列28局ネットで全国放送される番組「どうなる 最後の1軒さん!?」で見ることができる。同番組は、日本人が築き上げた国内外のオンリーワンを大調査するという内容で、海外で取り上げられるのはジープ島のみ。ジープ島現地には、お笑い芸人のさや香石井さんが訪れる。
「にいがた経済新聞」でコラムを今年3月まで連載していたジープ島開島者の吉田宏司さん
(文・撮影 梅川康輝)
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