俳優オスカー・アイザックとブリオーニの力強いパートナーシップ
オスカー・アイザックは、多彩なキャリアとスタイリッシュな着こなしで知られる俳優だ。THE RAKEは魅力的なビジュアルを展開しているブリオーニとのキャンペーンについて、独占インタビューをする機会を得た。
text scott harper
オスカー・アイザックは、1979年、グアテマラ生まれの、いま最注目の俳優だ。映画『スター・ウォーズ』シリーズで反乱軍のパイロット、ポー・ダメロンを演じたことでスターダムへの階段を駆け上がった。彼のファッションが注目を集めたのは、2021年のHBOミニシリーズ『Scenes from a Marriage』の撮影現場でのことだった。
衣装デザイナーのミヤコ・ベリッツィが、アイザックの柔らかなセーター、コーデュロイ・トラウザーズ、ニューバランスのスニーカーといった装いの写真をポストし、そのお洒落さが話題となった。この衣装は、彼の若い頃のパンク、スカ、グランジといったスタイルとは大きく異なるものだった。
アイザックは後に、「私は郊外に住む中年の教授を演じましたが、ミヤコの素晴らしい衣装、そして私がその衣装をもとに作り出したキャラクターで、何か特別なものが生まれました」と語っている。
ベリッツィの最初の投稿はすぐに2万以上の「いいね」を集めた。アイザックがすでにスターであったことも、注目された理由だろう。
映画『デューン 砂の惑星』(2021年)が劇場公開されており、スリラー映画『オペレーション・フィナーレ』(2018年)や映画『カード・カウンター』(2021年)、SF映画『アナイアレイション -全滅領域-』(2018年)でも主演を務めた(その後、マーベルのドラマ『ムーンナイト』(2022年〜)や映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023年)にも出演した)。
この度、オスカー・アイザックのスタイルに新たな章が加わった。彼は本年度、イタリアのラグジュアリーブランド、ブリオーニのアンバサダーに選ばれたのだ。このキャンペーンはテーラリングの最高峰であるブリオーニが掲げる「スローラグジュアリーの精神」を体現したものだ。
ブリオーニのCEOであるメディ・ベナバジ氏は声明の中で、アイザックを「カリスマ性があり、真実味があり、強い個性を持つブリオーニ・マンそのもの」と評し、彼をブランドアンバサダーとして発表した。
このページに掲載された写真や独占インタビューで、アイザックはまさにベナバジ氏の言葉を裏付ける存在感を見せている。
役に惹かれたり、逆に興味を失ったりする要因は何ですか?
「台本です。自分にとって楽しく、可能性がある台本を探しています。それは恋に落ちるようなもので、どう説明するかは難しいのですが、何かが私の好奇心を刺激し、それに従っていく感覚です」
あなたは演技に対する真摯さで知られています。イーサン・ホークは、あなたが発声トレーニングやリサーチ、脚本家との連携などに真剣に取り組むと語っていました。
「俳優が本当にコントロールできるのは自分の演技の技術だけだと思います。私にとって、そうした準備は、素材と向き合い、可能性を探り、インスピレーションを引き出す方法です。それに、私は少しオタク気味なところがあるので、演技を追求することを楽しんでいるのです」
あなたは幼少期に多くの場所を転々としていましたが、最も影響を受けた場所はどこですか? また、その理由は?
「私にとって南フロリダは、俳優業への道が開かれた場所です。初めて舞台に立ち、音楽を演奏し、最初の演劇や映画の仕事を得た場所です。家族とともに、アーティストとしての人生が可能だと思わせてくれた人々と出会ったのもここでした」
スタイルが人生の大きな一部になると実感した瞬間はありましたか?
「自己表現は私にとって常に大切なものでした。若い頃は、自分の個性を主張し、慣習に反抗することが中心でした。今でもその精神は持っていますが、父親になってからは少し落ち着いた感じがしますね」
あなたのキャラクター、そしてスタイルは、これまでどのように変化してきましたか?
「多くのものと同様に、私のスタイルも年々進化してきたと思います。スタイリストのマイケル・フィッシャーと一緒に、少しずつ境界を押し広げながら、自分にしっくりくるものを探すことを楽しんでいます。ブリオーニは初めて出会ったときから、とても自然で完璧なブランドのように感じました」
スタイルやキャラクターにおいて、ブリオーニがあなたにとって特に相性が良い理由は何でしょうか?
「『ムーンナイト』のプロモーションツアーで初めてブリオーニと仕事をしましたが、そこから関係が発展していきました。仕事がとてもスムーズだったのです。次のステップとして正式にパートナーシップを組むのが自然な流れでした。これからも協力関係が続いていくことを楽しみにしています」