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名物"餃子"は底カリリで餡ジューシー 四条烏丸の使いやすい中華バル「餃子屋 かず」

キョウトピ

名物"餃子"は底カリリで餡ジューシー 四条烏丸の使いやすい中華バル「餃子屋 かず」

四条烏丸近くの中華バル「餃子屋 かず」。餃子は見事なぐらい焼きの揃い具合、文句無し旨し。軽い一軒目使いからハシゴ酒まで、めちゃ使いやすいお店ですな。

四条烏丸近く、使いやすい中華バル

四条烏丸から南西に300mほど、仏光寺通東洞院東入に2024年2月にオープンした「餃子屋 かず」なる、中華バル的なお店。17:00オープンでお店前に5分ほど前に到着したらカップルが2組先に並ばれていて、その後に並ぶのだ。いやー、予想以上に人気。時間通り、オープンし店内に。我々の直後にあと2組なだれ込んでくるわけで。

非常にスッキリとした店内で、奥がキッチンでその前にカウンター席が10席だか9席だか。後ろが小ぶりなハイテーブルとハイチェアが2つという構成。一瞬でカウンター席が埋まりました。で!

お料理は非常にシンプル。餃子屋を名乗りますが1種類のみ、更に中華そばに炒飯が2種、更に焼きそば、なぜか「山利のしらすご飯」(山利は、和歌山市西脇漁港にあるしらす屋さん)がある面白いメニュー編成でアテ類も少々。

で、お酒類はなんだか豊富!という設定なわけで。ま、中華バル的に軽く食べるか、梯子酒の途中で寄ってくださいね~!という方向性は明確。我々も今日はこちらで軽く仕上げてから、前から懸案のお店になだれ込もう!という作戦で。

ワタシは、「生ビール」¥650、相方は「ナチュラルワイン白グラス」¥900からスタート!ということで。仏ブルゴーニュのシャルドネ100%、「Vezelay La Chatelaine 2022」なる自然派ワインでした。ウマ~。

とりあえず、「胡瓜ぬか漬け」¥550。最近は一皿目は野菜から!と決めているのですが、意外にきりっと冷えた白ワインにしゃきしゃきと歯ごたえの良い古漬けのぬか漬けが思わずハーモニーを醸し出すのだ。めっちゃ正統派!でビックリしました。
キッチン内は、3名体制。いきなり5組ほどお客さんがなだれ込んできたので大変なのですが、ちゃきちゃきとテンポよくお料理を進めておられるのを見ているだけで楽しい我々です。

で、餃子が仕上がりそうなので、先にタレをスタンバイ。餃子を注文すると、味噌ダレは「お好みで~」と持ってきてくれます。京都では定番らしい「酢+白胡椒」、それにオーソドックスに「酢+醤油+ラー油」をセットして準備万端。で!

ババーンですな。餃子は1人前6個付。当然2人前お願いしました。非常に丁寧に焼いておられるのですが、この焼き加減! どちらかというと野菜成分が多めの餡を採用。添えてあるのは練り辛子、更に柚子胡椒!で、色々味変出来るのが楽しい。

餃子の大きさは標準サイズ。野菜が多い餡の餃子は、焼きが甘いとべちょっとしがちなのですが、底はカリリと中はジューシーに仕上がっていて、油分も比較的控えめで、ちゃんとあっさり系で食べやすくウマー!という感想。ニンニクはほぼ使われていないのではないかと。京都では比較的一般的な小ぶりなカリカリ餃子ではないのですが、我々的にはこちらの方が随分好き!という感想。3種タレで頂くのですが、個人的には胡椒酢がお気に入り。

キュウリ以外にアテ類も欲しいなあ!注文したのがこちら、「焼き豚」¥1200なり。中華そばの麺茹でマシンでお湯が沸いているので、注文毎にモヤシを1袋!ダイナミックに茹でるところから調理が始まるのを見ていたのですが、これは期待を超えるシッカリ量でした。他店のしょぼい焼き豚のマイナス要因を完全に排除した!という感じ。
5mm厚ぐらいの存在感抜群なチャーシューを温め、仕上げに熱々の甘ダレをどろろろん!と掛けて出来上がり。めっちゃてんこ盛り! 白飯に乗せて掻き込みたい!(最近始められたランチでは、そんな感じのを出されているようです)

相方は日本酒があるので早速確認。燗酒用がこちらでした。これも燗酒で頂いた記憶が無かった京丹後は白杉酒造謹製「shirakiku BLACK LABEL brilliant 純米吟醸」なり。ボディしっかり系なので燗でも超ウマくてニッコリ!

燗を付ける時間がかかるだろう!と思ったのですが、意外に両方とも素早く提供されるわけで(汗)、餃子に絶対合う!と思ったので「カルダモン焼酎ソーダ割」¥650を。

ほぼ全カップルが焼き飯を注文するなか、見事な手さばきで中華鍋を振っているのを観察しつつ、あれは間違いなく旨そうだよなということに。が!この後、珍しく甘いものを食べに行く作戦なので、〆の焼きそば、焼き飯、しらすご飯に中華そばなどの炭水化物系に行きたい気持ちをぐっと!こらえて・・・

再び餃子2人前を追加(汗)。我が家で餃子を作ると、つい、焼売とソーセージの中間ぐらいのてんこ盛り肉系を作ってしまうのですが、こんな感じのあっさり系餃子では白眉でしょう! 見事なぐらい焼きの揃い具合(一応先の餃子とは違う写真なのですが・・・)。いやー、文句無し旨しですな。

味噌ダレもなかなか乙な味わいで嫌いではないです。お腹もイイ感じで、〆て生ビール1に、グラスワイン1、日本酒1合に焼酎ソーダ割り1!とチャンポンで色々呑みまして、滞在時間は55分!という駆け足で〆て、¥7000チョイ!という大大大納得価格でした。

もっとしっかり食べたい人は焼き飯・焼きそば系に行けばいいわけですし、軽めの一軒目使いにめちゃ使いやすいお店ですな。餃子が美味しかったので、またやってくる気がする良きお店です。餃子好きなら是非追試を。

店舗情報

店名:餃子屋 かず
住所:京都市下京区高橋町605
営業時間:11:00~14:00 17:00~23:30
定休日:水曜&隔週火曜
TEL:075-275-8156(子供連れのみ予約可)
https://www.instagram.com/gyoza_kazu_kyoto/

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