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マルタウグイとハクレンのリレー釣りに挑戦【埼玉】両本命合わせて10尾キャッチに満足

TSURINEWS

4月7日(月)、マルタウグイの良型を求めて午前釣行、そして午後からはハクレン釣りでフルタイムの釣りを堪能したいと計画し、実行に移したのだが——これがまた、実に一日中遊べる展開となり大満足。マルタ&ハクレンという、あまり聞いたことのないダブルターゲット釣行だが、今回はそんな一日の模様をレポートしよう。

マルタウグイ&ハクレン釣り

今回はまさかのマルタとハクレンの二本立て。2種類の釣りをやり通すため、それぞれに専用のタックルを用意して挑んだ。もちろん、どちらの魚にも負けない装備である。

マルタタックル(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

マルタタックル

・ロッド:プロマリン アクロスシーバス90ML
・リール:オルルド釣具 マジョルド3000番
・ライン:サンライン クインスター 2号(8lb)
・ルアー:シンキングミノー5g、スプーン8g

2日前の感動は味わえるのか?

2日前に好釣果を得たこともあり、今回のダブルターゲット釣行が実現した。とはいえ、まだ海に下っていないだろうと予想し、ド平日の月曜早朝に釣り場へ到着すると、予想通り誰もいない。

すぐに前回釣れた浅瀬に向かうと、コイがうじゃうじゃおり、産卵行動にいそしんでいた。あまりのコイの多さに驚くほどで、マルタの姿はほんのわずかしか確認できない状況だった。

桜にも癒される時期がマルタを狙える(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

早々にマルタがヒット

よく観察すると、瀬の頭でバシャバシャと音を立てているマルタの小規模な群れを発見。先頭付近を狙って数投すると、すぐに本命がヒットした。

思わず興奮してしまったが、やり取りは冷静かつ慎重に。流れに乗せず、強引に引き寄せてキャッチ成功。サイズは51cmと標準的だったが、魚影が薄い中での貴重な一尾に感謝しかない。

早々にマルタをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

その後すぐに2尾連続で追加できたが、いずれも40cm台と小型だったため、計測せずにリリース。ところがマルタの群れが移動してしまうと、再びコイだらけになり、釣りにならない状態に。しばし休憩を取ることにした。

粘ってマルタ1尾追加

時間が刻々と過ぎていく中、焦りも出てくる。というのも、午後はハクレンも狙いたいという気持ちがあるからだ。再びマルタが瀬に戻ってきたが、警戒心が強く、すぐに逃げてしまうためヒットの気配は感じられない。

「そろそろ移動か…」と準備を始めるも、マルタの群れが見えていると、なかなかその決断ができない。

もう釣れないだろうと思いつつキャストを繰り返していると、偶然にもマルタがヒット。サイズは小さめだが、釣れてくれたことに満足し、ついに移動を決断したのが10時30分。こう書くとあっさりしているが、ここまで約5時間。自分の諦めの悪さに苦笑いしてしまう。

マルタの引きを楽しめた(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

ハクレン釣りのため移動

移動の決断が遅くなったことに自分でもイラ立ちを覚えつつも、道路はスムーズで、まるで荒川が自分を呼んでいるような感覚さえ覚える。そうポジティブに捉えつつ現地に到着し、まずはコンビニで食料を調達して一息。

しかし、マルタの釣りで消耗したメンタルは回復しておらず、「本当に釣れるのか…?」と不安がよぎる。それでも、ここまで来てしまった以上、やるしかない。

ハクレンタックル(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

ハクレンタックル

・ロッド:プロマリン ブルーベイ磯 4号360
・リール:ダイワ レガリスLT2500D
・ライン:デュエル カーボナイロン4号(16lb)
・ハリ:がまかつ 鯉鈎20号(2本針)
・エサ:マルキュー マッシュポテト

ハクレンがヒット

12時30分、午後の部スタート。なんと2投目からウキが動き出し、激しく上下に揺れたかと思うと、突然ドン!とド派手なアタリ!

「なんだこれは!?」と驚きつつも、体が勝手に反応しており、そのままハクレンとのバトルに突入。マルタとは段違いのトルクある引きに笑いが止まらない。これだけで午前のストレスが吹き飛んでしまった。

ハクレンとファイト中(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

92cmのハクレンをキャッチ

1尾を釣り上げると、隣にいた2人組が「隣に入ってもいいですか?」と声をかけてきた。快く受け入れ、並んで釣りを開始。

1尾目にキャッチしたハクレン(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

まもなく2尾目がヒット。引きを堪能してから計測すると92cmとまあまあのサイズ。その後、怒涛の3連続バラシをしてしまうが、ここから爆釣の時合に突入した予感が漂う。

92cmのハクレンをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

96cmのハクレン登場

珍しく3連続でバラシてしまい落ち込みつつも、隣の2人はアタリに戸惑い、なかなか掛けられずにいた。彼らにアドバイスをしながら釣りを再開。

サワリ(軽い前アタリ)からのスタンダードな「ツン」というアタリをしっかり掛け、強烈なトルク感を楽しみながらキャッチ。見守る2人も驚く中、96cm、12kg超えのハクレンが姿を現す! 計測中、2人はその大きさに大興奮だった。

本日最大の胴回りは60cmだった(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

一時沈黙もWハクレン撮影に成功

96cmのハクレンと「Wハクレン」撮影をしたいと思い、ビクに入れてキープ。しかし、その後はしばらくアタリがなくなり、2人組は「またリベンジします!」と言って帰宅。

キープに使用したビク(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

入れ替わりでやってきた中学生もハクレンを狙い始めた。約1時間40分後、ようやくサワリが戻り、自分が1尾、そして中学生も1尾掛けたがバラしてしまう。とはいえ、94cmと96cmのWハクレン撮影に成功し、大満足の展開に。

Wハクレンを激写(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

その後もアタリが続く

リリース後もウキは動き続けており、やめる理由が見当たらない。釣りを続けると、ついに本日5尾目のハクレンをゲット!

「釣れるとは思ってなかったタイミングで釣れる」——これはよくある話だが、この時もまさにそれだった。さらにアタリが止まらず、帰宅のタイミングを完全に見失ってしまう。

6尾目のハクレンに満足して納竿

「一日釣りしててもいいよ」と家内に言われていたこともあり、ウキが動いている限り続行。すると、凄まじいド派手なアタリが出たが、反応できず。すぐに次投を入れると、食い上げてからの「ツン」アタリに反応してフッキング!

6尾目のバトルとなり、見事に取り込み成功。釣果は6尾中4尾が90cmオーバーという重量級の満足釣行となり、中学生の釣りを見学してから帰路についた。

6尾目のハクレン(提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)

マルタ&ハクレン堪能の1日

正直に言えば、今のマルタ釣りはかなり難しく、サイズも出なかったのでメンタル的には凹んだ。しかし、午後のハクレン爆釣でそれを完全に取り返し、帰宅時にはニコニコ顔で「やりきった感」満載だった。

10時間の壮絶な釣行で体力的にはクタクタだったが、釣果としては大成功。異なるスタイルの釣りを同日に味わうという珍しい経験だったが、これほど満足できた日はなかなかない。マルタはまた来年、ハクレンは近いうちに再戦したいと思う。

<なおぱぱ/TSURINEWSライター>

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