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上越教育大学が教員目指す高校生の養成プログラム 人材確保へ特別枠入試や入学料半額免除

上越タウンジャーナル

上越教育大学は本年度から、県内で教職に就くことを目指す高校生を対象にした「新潟次世代教員養成プログラム」を行っている。意欲ある人材の育成や確保がねらいで、教員の仕事や学校教育について1年間学んだ後、修了者限定枠の入試を受験でき、合格者は入学料が半額免除される。

《画像:理想の教師像などについて話し合う受講生》

質の高い教員の育成や、不足する教員のなり手確保などを目指し、県内の高校2年生を対象に2024年9月からスタート。約1年間で教員の仕事内容や授業実践などを体験的に学ぶ「前期」と、同大入学後に拉致問題や防災などの地域課題について研究する「後期」からなる。

前期修了者は2026年度入学者選抜から新設される「総合型選抜Ⅰ型」を受験できる。プログラムの評価を踏まえた選考があるほか、大学入学共通テストの科目数が一般選抜よりも少ない5科目となり、合格者は入学料(現行28万2000円)が半額免除される。定員は10人。

プログラムは当初、選抜の定員と同じく10人程度を予定していたが、大きく上回る34人が受講している。これまで9〜12月で計4回、小中学校それぞれの学びを体験するなどして、教員の仕事に理解を深めてきた。2月15日には前期を半分終えた振り返りとして、初回に行った理想の教師像や教員に求められる資質などをグループに分かれて改めて話し合い、変化を比較したほか、「答えではなくヒントを与えられる先生」「生徒と一緒に成長できる」「豊富な知識を持つ」などと目標を発表した。

《画像:グループごとに前期を半分終えた振り返りを発表した》

県立高田北城高校の女子生徒(17)は「現役の先生から話が聞けて、教員になりたいという気持ちが大きくなり、目指す教師像もはっきりしてきた。プログラムでの学びが受験勉強へのモチベーションにもつながっている」と話していた。

プログラムを担当する上野正人副学長は「小学校の担任へのあこがれなど、早い段階で教師を目指している人が多く、情熱ある人材を早期に育てることで質の高い教員を輩出したい。今のモチベーションを保って貪欲に学んでほしい」と願った。

 

新潟次世代教員養成プログラム|国立大学法人上越教育大学( https://www.juen.ac.jp/jisedai/ )

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