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【新潟の海を守るために】青山海岸(新潟市西区)で小学生と新潟海上保安部が合同で清掃を実施

にいがた経済新聞

清掃の様子

新潟市西区の真砂小学校の全校児童など460人余りが6月17日、青山海岸(新潟市西区)で清掃活動を行った。この取り組みは環境教育の一環として1996年から続く同校恒例の活動で、海水浴シーズンを前に多くの人が訪れる海水浴場をきれいにしようと行われている。また、新潟海上保安部と協力して行われるのは、今年で21回目となる。

強い日差しが照りつける中、児童らは1年生から6年生までの班に分かれ、約30分間のごみ拾いに汗を流した。回収したごみの大部分は、ペットボトルやライター、発泡スチロールなどの漂着ごみ。どのような種類のごみがあるのかを調べながら、児童らは協力して集めた。

海岸清掃に参加した6年生の男子児童は「みんなと協力し合いながらごみ拾いをするのは楽しいが、ごみを見つけると悲しい気持ちにもなる。海岸清掃は今年で6回目になるが、ごみの量は年々減ってきているように感じる」と継続して海岸清掃を行うことの手応えを感じていた。

4年生が中心となり、拾ったごみを記録した

大きなごみはなかったが、小さなプラスチック片などが多く集まった

真砂小学校では、4年生が総合学習で地域のことを学ぶ中で、新潟市や真砂地区の特徴である海について学びを深めている。全校でのごみ拾いが終わった後、4年生と新潟海上保安部によるごみの計測が行われた。この日集まったごみは約33キログラムで、年々減少傾向にあるという。4年生は今後、レジャーシーズン後の様子を調べるために、秋頃にも同海岸を訪れる予定だ。

4年生の女子児童は「教科書に『プラスチックごみはだんだん減ってきている』と書いてあったが、実際に海岸に来てみると多くあるように感じた。今後は、外国から日本に流れてきているごみについて調べてみたい」と学びの意欲を示した。

この日は特別に、第九管区海上保安本部 新潟航空基地からヘリコプターMH978(らいちょう3号)が海上を舞い、子どもだちからは大きな歓声が上がった

新潟海上保安部 松本孝典部長

新潟海上保安部の松本孝典部長は「海上保安庁では、5月30日から6月30日までの期間を『2025年度海洋環境保全推進月間』と定め、海洋環境保全の大切さを呼びかけている。美しい新潟の海を守っていくためにも、海に来た際は、自分が出したごみは自分で持ち帰るということを励行してほしい」と呼びかけた。

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