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陸っぱりロックフィッシュゲームでカサゴが連発【三重・富洲原】スローフォールが的中?

TSURINEWS

冬の定番(提供:週刊つりニュース中部版APC・松田久史)

ようやく本格的な冷え込みが見られ、冬の湾奥ターゲットの定番であるロックフィッシュが開幕したので報告したい。釣行日は2月1日。アジが下降気味なのは釣友からの連絡で把握していたが、今年は何かが違っている。というのも、冬に活性が上がるはずのロックフィッシュの活性が、全く上がってこないのだ。

前情報は不調の様子?

アジ狙いで悲しい結果に終わったとき、いつも癒やしてくれるロックフィッシュが全く顔を見せてくれない……。私だけかと思いきや、エキスパートの方々もそろって「今年は変だ」と。

年末から釣友とロックフィッシュ釣行の計画を立ててはいたが、延期すること2回。もうこれ以上は延期できないので、夜半から雨の予報だが強行することにした。

午後7時すぎに三重県四日市市富洲原地区に到着。車を止めた瞬間雨が降り始めたが、気づかないふりをしてタックルをセット。根魚は少し強めのロッドで根から引きはがす必要があるため、がまかつ宵姫爽73Lを選択。ルビアス2000SにPEライン0.4号、リーダーはフロロカーボンライン6lbだ。

連発ヒットを楽しむ

ジグヘッドは1g、ワームはピンテールのストレートタイプ。釣友は1.5gのジグヘッドだ。まずは久々の釣りである釣友に、ボトムでリフト&フォールの釣り方をレクチャー。すると1投目のフォールで、ボトムタッチを待たずにカサゴがヒットしてきてくれた。

ダブルヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・松田久史)

雨のおかげで誰もおらず、ポイントは広大だ。早速釣友に先行してもらうと、あっさりヒット。さらに釣友は結構なペースで釣り上げていく。

パターンを聞くと、「ボトムでチョンチョン上げたり落としたりだよ」とのこと。私は軽めの1gでスローフォールで狙ってみる。途中までフリーフォールさせて、途中からテンションフォールに切り替える。ストラクチャー付近を集中的に狙うと、テンショフォール中に着底を待たずにガガッとバイトが出た。

良型カサゴゲット(提供:週刊つりニュース中部版APC・松田久史)

同じパターンでヒットが続く。このバイトの出方は面白く、ハマってしまった。しかも、護岸を進んで探れば探るほどヒットしてきてくれる。

大満足でロッドオフ

護岸の端まで来たので、車で小移動。雨は強まってきたが、これだけ釣れているとやめられない。移動先でもムラはあるもののヒットが続く。メバルは出ないがムラソイが顔を出し、釣友はグッドサイズのタケノコメバルも手中に収めた。

タケノコメバル登場(提供:週刊つりニュース中部版APC・松田久史)

その後、雨は徐々に強くなり、釣果も満足いくものとなったため午前0時にロッドオフとした。

最後に今回使用したロッドについて書いてみたい。ライトソルトにおいて、アジングを除けば7ft前後でMAX5〜10gのルアーが投げられるロッドが使いやすい。ロックフィッシュは根から引きはがすため、ある程度のバットパワーが必要だ。さらに食い込みが良いティップも必要だ。

愛用してそろそろ1年になる宵姫爽73L。これらの点を兼ねそろえており、湾奥ライトゲームにはピッタリだ。グッドサイズが掛かるとバットまで曲がるが、小型だと控えめな曲がりで耐える。1gのジグヘッドから7gのメタルジグまで操作できるこのロッド、非常に気に入っている。

<週刊つりニュース中部版APC・松田久史/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース版』2025年2月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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