親からの精神的な自立とは!?イライラしがちな会話の変換術【12歳までに知っておきたい男の子のためのおうちでできる性教育】
イライラしがちな会話の変換術
「もう、うるさいなっていってるだろ!」「べつに……」などと家族にいってしまった経験がある人もいるかもしれません。家族と過ごす休日や、親と関わるのがなんだか、めんどくさい、うっとうしいと感じることは、親からの自立をし始めているというきざしであり、順調な成長です。今まで親が守って、手伝って、道を教えてとそばにいましたが、これからは大人になるために自立の準備を始めます。
この自立は、ひとり暮らしをするなどの物理的な自立とは違い、「精神的な自立」です。物理的な自立は、まだもうちょっと先になります。さらに、気持ちがジェットコースターのようになり、テンションが上がったと思ったら、急降下したり、イライラしたりと不安定にもなります。
親とは違う自分の価値観を信じて、親に反抗して離れようとがんばることはとてもエネルギーがいること。それでもこの「親からの自立」を乗り越えないとなりません。自立をすることで、自分らしさを確立する必要があるからです。
ただ、毎日イライラと過ごすのも大変。「こういうことが自分はイヤだった」「ちょっと今は、ひとりでいたい」など自分の気持ちをちゃんと言葉にしてみましょう。自分の気持ちを相手に伝えることで、相手側もあなたの気持ちを知ることができて安心します。
こんな感じで、言い換えてみては?
【出典】『12歳までに知っておきたい男の子のためのおうちでできる性教育』著: 高橋幸子