松下洸平が案内人に! 大阪市立美術館リニューアル記念特別展「ゴッホ展」で知る、家族の絆
大阪市立美術館にて、『大阪・関西万博開催記念 大阪市立美術館リニューアル記念特別展 ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢』が開幕。開幕前日に行われた記者内覧会には、展覧会サポーターを務める俳優・アーティストの松下洸平さんが登場し、熱のこもったコメントを寄せました。
( Index )
日本初公開も! ゴッホ直筆の手紙と家族が受け継いできたコレクション松下洸平さんも感動「ゴッホの人生そのものを感じられるような体験」展示の見どころは? 5章構成でたどるファン・ゴッホ家の物語「ミッフィー」や「すみっコぐらし」とコラボしたアイテムがめっちゃかわいい♡
日本初公開も! ゴッホ直筆の手紙と家族が受け継いできたコレクション
今回の展覧会は、大阪・関西万博の開催と大阪市立美術館のリニューアルを記念した特別企画展。オランダ・アムステルダムのファン・ゴッホ美術館が所蔵する作品を中心に、フィンセント・ファン・ゴッホ(以下、フィンセント)の作品やフィンセントと弟のテオ(テオドルス・ファン・ゴッホ)のコレクション、日本初公開となる手紙など、貴重な資料から振り返ります。
松下洸平さんも感動「ゴッホの人生そのものを感じられるような体験」
音声ガイドナビゲーターを務め、自らも作品を見て回った松下洸平さんは「ずっと写真で見ていた作品の実物を拝見させていただいたのですが、本物の迫力とゴッホの人生そのものを感じられる、大変貴重な体験でした」と感慨深げに語っていました。
今回、日本初公開となるフィンセント直筆の手紙4通にも、いたく感激した様子。「本人直筆の文字を見ると、その筆圧や当時の葛藤、芸術に対する熱い感情がよりダイレクトに伝わってくるので、それも今回の見どころのひとつ。ご来場いただいた方は、ぜひ手紙も含めてご覧になってください」とコメント。
展覧会がフィンセントを支えたファン・ゴッホ家の物語を感じられる内容であることにも触れ、「家族の絆を感じることで、ご来場いただいた皆様のご家族や友人、自身の生活について考える。そんなきっかけになる展覧会だと思いますので、十分に堪能していただきたいなと思います」とアピールしました。
展示の見どころは? 5章構成でたどるファン・ゴッホ家の物語
本展は第1章から第5章までで構成され、フィンセントの初期から晩年までの画業を、家族との交流を軸にたどっていきます。ここでは見逃せないポイントをご紹介!
フィンセントの揺るぎない自信が感じられる『画家としての自画像』
フィンセント・ファン・ゴッホ 『画家としての自画像』 1887年12月-1888年2月
ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)
数多くの自画像を描いたフィンセントですが、パリで描いた『画家としての自画像』は力強く十分に成熟した芸術家としての自身が描かれています。フィンセントが愛した色彩論理が、巧みな色の構成の基礎となって色使いにも反映されているのがよくわかるはず。見れば見るほど、フィンセントの作品の奥深さが感じられます。
日本初公開! フィンセントが友人のファン・ラッパルトに送った手紙
フィンセント・ファン・ゴッホ 「傘を持つ老人の後ろ姿が描かれたアントン・ファン・ラッパルト宛ての手紙」
1882年9月23日頃 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)
松下さんも見どころのひとつと話す、フィンセントの友人、アントン・ファン・ラッパルトに宛てた日本初公開の手紙4点も展示。
インクは光に当たると色褪せしやすいなどの理由から、フィンセントの手紙が展覧会に出品されることは非常に稀なこと。友人に書き綴った手紙から、当時のフィンセントのさまざまな気持ちが感じ取れるはずです。
名画の世界に没入できるイマーシブ・コーナー
会場の最後には、ファン・ゴッホ美術館の名作を投影するイマーシブ・コーナーも登場。音楽と映像とで演出された空間は、まるで絵画の中に迷い込んだような没入感があり、訪れた人を優しく包み込みます。
「ミッフィー」や「すみっコぐらし」とコラボしたアイテムがめっちゃかわいい♡
作品を鑑賞した後は、グッズ売場へ。フィンセントの作品をデザインしたTシャツやポストカード、お菓子はもちろん、「ミッフィー」や「リラックマ」、「すみっコぐらし」などとのコラボレーショングッズも多数ラインナップ。ぬいぐるみや文具など、ここでしか買えないキュートなアイテムが目白押しです。
『大阪・関西万博開催記念 大阪市立美術館リニューアル記念特別展 ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢』は、2025年8月31日(日)まで大阪市立美術館にて開催中です。
誰もが知る世界的画家、フィンセント・ファン・ゴッホ。作品の変遷はもちろん、細やかな色彩の妙や力強い筆のタッチから感じ取れる熱量……どれもじっくりと時間をかけて鑑賞したい作品ばかりです。みなさんもぜひフィンセントと家族の絆を感じてください!
『大阪・関西万博開催記念 大阪市立美術館リニューアル記念特別展 ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢』
会期:2025年8月31日(日)まで
開館時間:午前9時30分~午後5時
※入館は閉館の30分前まで
※土曜日は午後7時まで開館
※土曜・日曜・祝日は日時指定予約優先制。平日は日時指定予約不要。
休館日:月曜日 ※ただし、8月11日(月、祝)、8月12日(火)は開館
会場:大阪市立美術館(大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82 天王寺公園内)
観覧料:【一般】2,200円(2,000円)【高大生】1,300円(1,100円)【小中生】500円(300円)
※( )内は20名以上の団体料金。
※未就学児、障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)は無料(要証明)。ただし、土曜・日曜・祝日に入館する場合は日時指定予約をされた方が待ち時間が少なく入館いただけます。
※大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。
※特別展観覧料で企画展示もご覧いただけます。
※本展観覧券(半券可)の提示で、あべのハルカス美術館「深堀隆介展 水面のゆらぎの中へ」〈2025年7月5日(土)~9月7日(日)〉の当日券を100円引きでご購入いただけます。(1枚につきお一人様1回限り有効、他の割引券との併用不可)
写真/「ゴッホ展」広報事務局、筒井麻由 文/中野純子