高円寺の街を舞台に秋の大文化祭!「高円寺フェス2025」が10月25・26日に開催
“秋の大文化祭”と銘打つ高円寺の一大イベント「高円寺フェス2025」が、2025年10月25日(土)・26日(日)に東京都杉並区の高円寺駅周辺で開催。2日間、駅前ステージやカレーイベント、スタンプラリー、ワークショップなどが街のあちこちで行われる。大人もウキウキする文化祭へ足を運ぼう。
阿波おどりと並ぶ高円寺の名物イベント
古着屋や雑貨屋をはじめ、昔ながらの喫茶店や小さなライブハウス、多国籍な飲食店、ディープな飲食店など個性豊かな店がひしめき合う高円寺。“サブカルの街”ともいわれ、その雑多さこそが街の魅力ともいえよう。そんなエネルギッシュな街で「高円寺フェス」が始まったのは2007年。地域に根差したフリーペーパー『高円寺タウンマガジンSHOW-OFF』がきっかけだ。
タウン誌の発刊によって、古着屋やライブハウスなど地元店舗とのつながりが生まれ、町おこしのイベントを立ち上げることに。「夏に行われる阿波おどりは踊っている方々を見るのがメインなので、高円寺フェスでは地元のお店が主役になるイベントとして立ち上げました」と話すのは高円寺フェス実行委員会の山藤さん。南北に広がる各商店街の協力もあって回数を重ねるごとに規模が拡大していき、2024年は2日間で約22万人が訪れたという。
駅前ではプロレス、公園ではカレーイベントが!
“秋の大文化祭”をキャッチフレーズに掲げ、街の特性を生かしてバラエティに富んだ催しが20会場以上で行われる。なかでも注目したいのが「駅前プロレス」と「カレーなる戦いin杉並」。「駅前プロレス」は北口駅前に特設リングが出現し、目の前で迫力満点のプロレスを観戦できる高円寺フェスの名物企画。「カレーなる戦いin杉並」は高円寺中央公園に区内の人気飲食店が出店し、11ブースの中から4種類のカレーを選んで食べ比べが楽しめる(1400円)。
そのほか、『座・高円寺2』ではみうらじゅん氏や大槻ケンヂ氏によるトークイベント、高架下にある『高円寺マシタ』では阿波おどりや大道芸などのパフォーマンス、さらには子供向けのワークショップやてづくり市など、幅広い年代が楽しめる催しが目白押しだ。
「毎年人気のデジタルスタンプラリーでは高円寺全域の290店舗が参加し、それぞれの店で独自のイベントもやっています。新しい高円寺の魅力を知ってもらえると思うので、ガイドブックを片手に街をめぐってみてください」と山藤さんは呼びかける。また、オリジナルのリユースカップ(550円)を購入すると、参加店舗で最初の1杯が300円で飲める「ぐるカップ」も街を回遊しながら楽しめる企画だ。
「『セシオン杉並』や『ふらっとすぎはち』といった施設も会場となり、高円寺の端から端まで楽しめます。目的地を決めていなくても街を歩きながら楽しいことが見つかりますよ」(山藤さん)。普段の雑多な高円寺の延長線上でありながらも、新たな魅力を発見できるイベントへぜひ出かけよう。
開催概要
「高円寺フェス2025」
開催期間:2025年10月25日(土)・26日(日)※ぐるカップは24日(金)から
開催時間:11:00~17:00
会場:高円寺駅周辺(東京都杉並区)
アクセス:JR中央線高円寺駅すぐ
【問い合わせ先】
高円寺フェス実行委員会(HOT WIRE内)☎03-3313-5589
URL:https://koenjifes.jp/2025/
取材・文=香取麻衣子 ※画像は主催者提供
香取麻衣子
ライター
1980年生まれ。『散歩の達人』編集部でのアルバイト経験を経て、2010年からライターとしての活動を開始。あだ名はかとりーぬ。『散歩の達人』では祭り&イベントのページを長らく担当。青春18きっぷ旅や山歩きなどのんびりと気ままにお出かけするのが好き。あとビールや美術館めぐりも大好物。