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15周年イヤーの阿部真央、弾き語りソロツアー【15th Anniversary Abe Mao Solo Live Tour 2024】ライブレポートが到着!

WWSチャンネル

【15th Anniversary Abe Mao Solo Live Tour 2024】(※提供画像)

シンガーソングライター阿部真央が15周年イヤーの一環として開催したソロツアー15th Anniversary Abe Mao Solo Live Tour 2024の東京公演のオフィシャルライブレポートとツアー各地のライブ写真が到着した。

8月25日から9月15日まで全国4箇所で歌舞練場や映画館、小劇場、能楽堂などレアな会場を、阿部真央の原点であるギター弾き語りで回ったソロツアー15th Anniversary Abe Mao Solo Live Tour 2024。全公演完売御礼の盛況の中で完走したツアーから8月30日の東京・アイマショウ公演のレポートをお届けする。


『15th Anniversary Abe Mao Solo Live Tour 2024』

 全国の映画館や小劇場、能楽堂、歌舞練場を回るツアー15th Anniversary Abe Mao Solo Live Tour 2024。デビュー15周年の本格的なスタートとなるこのツアーで阿部真央は、シンガーソングライターとしての魅力を改めて示してみせた。
 ツアーの2日目(8月30日)は、東京・アイマショウ公演。白のパンツ、黒のTシャツ姿で現れた阿部真央はオーディエンスに向かって手を振り、笑顔でコミュニケーションを取る。
「みなさんこんばんは、阿部真央です!」と挨拶すると、客席から「立つ?」と言う声が。「そうね、立ったほうがいいかも」と答えるとオーディエンスが立ち上がり、そのまま1曲目の「ロンリー」へ。最後のサビでは「声を聞かせてもらえますか?」という言葉に応えて、観客のシンガロングが起きた。
「ちょっと懐かしい曲やりますね」と紹介されたのは6thアルバム『おっぱじめ!』収録の「優しい言葉」。音数を抑えたギターのアレンジによって、歌の素晴らしさ、歌詞の奥深さが伝わってきた。弾き語りツアーは約5年ぶりだが、阿部真央のアコギ弾き語りはやはり格別だ。

「今回のツアーは懐かしい曲もやろうと思っていて。次の曲も懐かしいかな」というMCに導かれたのは「どこ行った?」。激しく鳴らされるギターのストロークとともに、<私の愛が皆を殺す>というラインが響き渡る。さらに力強いフェイクから始まったのは、デビューアルバム『ふりぃ』の収録曲「デッドライン」。初期の楽曲を改めて体感できたのも、今回の弾き語りツアーの醍醐味だったと思う。
 ここからは椅子に座って歌唱。まずは「次の曲は私が大分県に住んでいたとき、高校生の時に書いた曲ですね」と「会いたいよ」を披露した。続く「Maybe」は、最新アルバム『NOW』に収められた全編英語詞の楽曲。「けっこう上手くやってるはずなのにどうして毎晩泣いてるんだろう? きっとどんな人でもそんなときがあるんだろうなと思います」という言葉とともに届けられた「Maybe」は、この日のライブのハイライトの一つだった。
 高校のときに巫女のバイトをしていて、そこには巫女コミュニティみたいなものがあって……というトークを挟んで歌われたのは、こちらも1stアルバム『ふりぃ』の収録曲「人見知りの唄~共感してもらえたら嬉しいって話です~」。瑞々しいギターのストロークとともに10代の阿部真央のリアルが刻み込まれた歌が放たれた。


 さらにニューアルバム『NOW』のリードトラック「Somebody Else Now」では、楽曲の途中で「東京ガーデンシアターに向けて、一緒に歌う練習をしておきたいんだけど。歌ってもらっていい?」と語り掛け、<You’re somebody else now>というフレーズを合唱。<素直な心が愛しい人の前で 特別輝くように>という愛らしいサビが印象的な「ポーカーフェイス」からライブは後半へ。悩んで考え込むより、今できることを探して進んでいこうというメッセージが響き渡った「まだ僕は生きてる」、そして、<大事なのは君が君を最後に認めてやれるかだ>というラインが真っ直ぐに飛び込んでくる「Believe in yourself」。そう、ポジティブなメッセージをたたえた楽曲も阿部真央の大きな魅力だ。

 本編の最後は、アルバム『NOW』に収められた「またどこかで会えたら」。
「今回の『NOW』というアルバムは別れの曲が多くて。一度大好きになった人だから、また笑い合えるといいなと思って作った曲です」。そんな言葉とともに演奏されたこの曲は、観客ひとりひとりの胸に強く刻まされたはずだ。
 アンコールで「ストーカーの唄~3丁目、貴方の家~」「母の唄」を歌い上げ、ライブはエンディングを迎えた。
 京都・先斗町歌舞練場(8月25日)、東京・アイマショウ(8月30日)、愛知・千種文化小劇場(9月13日)、福岡・大濠公園 能楽堂(9月15日)を回った15th Anniversary Abe Mao Solo Live Tour 2024。10月には全国5か所のZeppをサーキットする15th Anniversary Abe Mao Zepp Live Tour 2024を行い、2025年1月26日(日)には東京ガーデンシアターで阿部真央らいぶ2025 -15th ANNIVERSARY- @ 東京ガーデンシアターが開催される。アニバーサリーイヤーを彩る数々のステージ、そして、15周年を迎えた今の阿部真央をぜひ体感してほしいと思う。

Text by 森朋之

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