「痩せると思ったら逆効果だった…」40代前後の女性74人に聞いた“ダイエット失敗談”
みなさんはダイエットをしたことがありますか? 筆者はダイエットで17キロ痩せた経験があり、その後ダイエットインストラクター資格を取得したのですが、成功するまでにはたくさんの失敗を繰り返してきました。そこで今回は、saita読者74人にお聞きしたダイエット失敗談をご紹介します。みなさんの失敗談を参考に、今度こそダイエット成功を目指しましょう!
ダイエットに失敗したことがある人は6割
今回、独自のコミュニティ組織「saitaコミュニティラボ」では74人の女性にダイエットについて調査を行いました。
「これまでで試したダイエット方法で、結果的に失敗に終わったことはありますか?」とお聞きしたところ、「失敗したことがある」と答えた人は63.5%、「失敗したことがない」と答えた人は36.5%という結果に。
半数以上の女性たちに、ダイエットの失敗経験があることが判明しました。
真似しないで!私たちのダイエットの失敗談
6割もの人がダイエットの失敗経験があるとわかりましたが、みなさんどのような方法で失敗に終わったのでしょうか?
ここからはアンケートでお聞きした「ダイエット失敗談」をご紹介しながら、ダイエットインストラクター目線でのアドバイスをお話します。
失敗1.無理な食事制限
『炭水化物を抜いたら段々イライラして間食が増えた』
『野菜だけしか食べないことで、貧血や倦怠感が出てきた』
『食事制限をしたら最初は順調に下がっていたのに、ある時から同じ食事でも体重が増加するようになった』
なんと、今回アンケートに答えてくださった方の9割ほどが「食事制限で失敗した」と回答していました。
カロリー制限や糖質制限などの食事制限は、ダイエット方法の中でも特に有名ですよね。
一方、ダイエットインストラクター視点で言うと、こうした食事制限はアスリートなどでない一般人においては全くオススメできません。
というのも、カロリー制限や極端な糖質制限をすると、体は「生命維持に必要な栄養」を補うために体に蓄えた筋肉を分解し、そこから必要カロリーを捻出します。そのため、回答にもあったようにはじめはスムーズに痩せたように感じるでしょう。
しかし、数日すると体も「この摂取カロリーでも生きていける」と判断するため、体重が落ちることもなくなります。
そのうえ、筋肉を分解してしまうため脂肪は残り「体重は落ちたけれど見た目は太って見える」なんてことにもなってしまうのです。
また、食事制限を行うともとの食生活に戻した瞬間、あっという間にリバウンドします。「置き換えダイエット」などよく耳にしますし筆者にも経験がありますが、それを一生続けていく覚悟でなければ、この方法でダイエットに成功するのは難しいでしょう。
特にアラフォー世代はただでさえ代謝が落ちて痩せにくくなります。このような無理な食事制限は、かえって痩せにくい体にしてしまっていると言っても過言ではありません。
ダイエットを成功させるには「食事制限」ではなく「食事管理」が大切! まずは自分が生きていく上で必要なカロリーを把握して、そのカロリー内でタンパク質・脂質・炭水化物をバランスよく食べることが重要です。
失敗2.即効性を求めたダイエット
『エステサロンを契約しましたが、即効性を感じられず毎回測定されることにも抵抗があって通わなくなってしまいました。かなりもったいなかったです……』
エステ自体に効き目がないわけではありませんが、やはり「即効性」を求めるとダイエットは挫折しやすい傾向にあります。
人の体の細胞は毎日少しずつ新しいものに変わっていますが、全ての細胞が生まれ変わるまでには約半年かかると言われています。
つまり、エステだけではなく筋トレや食事管理も、半年経った頃に初めて効果を実感できるようになるのです。
筆者はダイエット中、「長年かけて蓄えた脂肪を、たった数日で落とせるわけがない」と自分に言い聞かせていました。
ダイエットをするとつい「早く効果を出したい」「早く痩せたい」と考えてしまいますが、即効性を求めずにコツコツと続けていくことが成功の秘訣です!
ダイエットに無理や焦りは禁物!
アラフォー女性たちのダイエット失敗談をご紹介しました。
冒頭にお話しましたが、私は数年前に17キロの減量に成功しました。それまではご飯を抜いたり慣れないのに激しい運動を始めたり、とにかく無理をして挫折する……を繰り返していたのです。
しかし、無理をしたり「早く痩せよう!」と焦るのをやめ、毎日のちょっとした意識を変えていくことから始めた結果、気づいたら17キロ痩せていました。
ダイエットはそもそも「痩せる」という意味ではなく、古代ギリシャ語を語源とした「生活習慣」を意味する言葉です。
無理な食事制限や激しい運動をしなくても「駅やショッピングセンターでエレベーターではなく階段を使う」「近所ならば車や自転車をやめて徒歩にしてみる」など、ほんの少しの運動を習慣化するだけでも結果は大きく変わってきます。
焦らずに自分のペースで、楽しくダイエットを続けていきましょう!
ゆみみん/ペットケアアドバイザー、ペットロスカウンセラー