驚きと発見、野菜が主役のデザート 啓蟄 松本祐季 25年6月号
渋谷区松濤の一軒家、コの字カウンターに最大3組計8名の客席。アミューズからミニャルディーズまで12皿の少量多皿コースを全てシェフの松本祐季さん一人で作っている。
自分にしか作れない料理、この店でしか味わえない料理。シェフ達は誰しもそう考えるが、松本さんの語りからは人一倍、思いの強さが伝わってくる。
「新しい発見や驚きを得られる、そのためにわざわざ足を運ぶ価値があるのがガストロノミックなレストランの存在意義。僕はクラシックや定番に頼らず、かといって奇をてらわずに、オリジナルな料理であることを絶対として追求しています」
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松本 祐季（まつもと ゆうき）
1987年、静岡県生まれ。「アラジン」、「コジト」、「ルヴェ ソン ヴェール駒場」などで修業し、2016年にフランスへ渡る。「ラ・グルヌイエール」で経験を積み、スーシェフに抜擢された。20年に帰国。レストランのシェフを経て、23年に「啓蟄」をオープン。
啓蟄
東京都渋谷区松濤2-13-12
TEL 03-5738-8970
12:00〜15:00
18:00〜19:00LO
火水、木の昼休