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乗客の命を守ったのは「イスラム教徒の移民」英・列車内刺傷事件から浮かび上がる真の勇気と人間性

映画評論・情報サイト BANGER!!!

乗客の命を守ったのは「イスラム教徒の移民」英・列車内刺傷事件から浮かび上がる真の勇気と人間性

英国の列車内で起きた刺傷事件で、アルジェリア系移民のサミール・ジトゥーニさんが乗客を守るために命を懸けた行動が称賛を集めている。イスラム教徒で移民でもある彼は、宗教や出自を超えて、一人の人間として真の勇気を世界に示した。

――今月公開の新作映画や配信中の過去作で、移民の背景や彼らが置かれている状況を知ることもできる。現状をドラマチックに伝えるヒューマンドラマから問題の核心を突く社会派作品、思わず笑いが込み上げる異文化交流コメディまで、先入観を払拭し様々な気付きを与えてくれる“教科書”はすぐ手の届くところにある。

『みんな、おしゃべり!』(2025年)

11月29日(土)よりユーロスペース、シネマ・チュプキ・タバタほか全国順次公開

小さな誤解が、 大きな奇跡を飛来させる!!

ろう者の父と弟がいる古賀家と、その街に新しく越してきたクルド人一家が、些細なすれ違いから対立する。二つの家族の通訳として駆り出されたのは、古賀家で唯一の聴者である娘の夏海と、クルド人一家で唯一日本語が話せるヒワだった。
二人は次第に惹かれ合っていくが、両者の対立は深まるばかり。そんなある日、古賀家の弟・駿が描いた謎の文字をきっかけに、小さな対立は街を巻き込む問題へと発展、想像を超えた結末へと向かっていく――。

監督は、自身もCODA(Child of Deaf Adults)=ろう者の親を持つ聴者である河合健。出演は長澤樹、毛塚和義、那須英彰、今井彰人。ユードゥルム・フラット、Murat Çiçek、小野花梨、板橋駿谷 ほか

ろうドラマトゥルク・演技コーチング:牧原依里
クルド表現監修:ワッカス・チョーラク
手話指導:江副悟史
ろう俳優コーディネート:廣川麻子

『リトル・アメリカ』(2020年/Apple TV+)

アメリカにやってきた移民たちのほほえましく、ロマンチックで、心温まる物語を深く掘り下げていくシリーズ。インスピレーションになったのは、驚くような実話を紹介する「Epic Magazine」に掲載されたエピソード。シーズン1は各30分。世界の様々な場所から来た人たちの、ちょっとユニークなストーリーを描いた8つのエピソードで構成。

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