猫愛が深すぎる飼い主がやりがちな『愛猫へのNG行為』4選 愛しているなら“猫ファースト”を貫いて
1.隙を見て触りまくる
ペットの語源が「なでる」「かわいがる」といわれるように(※諸説あり)猫のふわふわした毛並みと丸っこい体は、ついつい触れたくなってしまいます。ですが、猫は基本的に「自分のペース」を大切にする動物です。撫でられるのが好きな子もいれば、気が向いたときにだけ甘えるタイプの子もいます。
飼い主さんの「うちのコ、かわいい!」の気持ちがあふれて、しつこく何度も触ってしまうと、猫にとってはストレスになってしまうことも。特に寝ているときや、静かに過ごしているときに無理に触られるのは、猫にとって安心感を損なう原因になりかねません。
愛猫が嫌がっていなくても、「イカ耳」「ため息」「真顔」は触ってほしくないサインかもしれません。ちょっとだけガマンしましょう。
2.写真を撮り過ぎ
あくび、ヘン顔、ヘソ天ポーズ……ついついシャッターチャンスと思ってしまいますよね。スマホは簡単に写真や動画を撮れますが、写真を撮る行為が猫にとって軽いストレスになっていることもあります。
特に「カメラを向けると逃げる」「顔をそむける」「シャッター音でイカ耳」といった様子が見られる場合は、猫がストレスを感じているサイン。
毎回スマホを向けて追いかけたり、何十枚も連写したりするのは、人間に例えるならずっとパパラッチに追いかけられているような感じかもしれません。
猫がリラックスしているときに、そっと数枚だけ撮る。あるいは、猫が気にしない距離感を見つけておくことで、日常のかわいさを無理なく記録できます。
3.おもちゃを与えすぎ
猫がよろこぶ姿が見たくて、ついついおもちゃを買ってしまう!そんな飼い主さんも多いでしょう。
ところが、猫は選択肢が多すぎると、逆に飽きやすくなることもあります。しかもいつでも遊べるようにおもちゃを出しっぱなしにしていると、猫にとっては「狩りの刺激」が薄れ、遊ぶこと自体に興味を失ってしまうこともあります。
特にオトナになった猫は、子猫の頃のようにちょっとでも動けばじゃれつくことも少なくなってくるものです。おもちゃで遊ぶ本来の目的である「狩猟本能を満たす」ためにも、おもちゃは質(愛猫の好み)を重視しましょう。
もし、たくさん買ってしまっても、ひとつずつ出して使う分には問題ありませんよ。
4. 無理にいっしょに寝ようとする
「猫といっしょに眠るのが夢」という飼い主さんは多いもの。大好きな猫と並んで眠る時間は、まさに癒しのひとときですよね。とはいえ、猫にとって寝る場所を選ぶことはとても大切なので、温度や湿度、寝具の素材など自分の好きな場所を自分で選びたいのです。
私たち飼い主が「猫と一緒に寝ると楽しいから」といって、別の場所から抱っこして連れてきたり、ほかの場所へ移動しようとしていたのを引き留めたりすれば、猫はちっとも楽しくありません。
また、猫の目は薄暗いところでも見えるような仕組みになっているため、寝る前に寝室でテレビやスマホの画面を見ていると、その明るさが猫の目には刺激が強すぎて、嫌がることがあります。猫が気持ちよく過ごせる環境に整えることも大切です。
まとめ
猫が好きな人ほどやってしまいがちなNG行為。かわいいからこそ、止められないというのもよくわかります。愛猫が寝ていればつい触りたくなり、くるんと仰向きになっておなかを出したら、持っているスマホでバチバチ撮ってしまうでしょう。
でも問題なのは、それらが全部、猫の許可なしということです。飼い主の「やりたい」が、猫にとっては「ちょっと迷惑」になっている可能性もあります。
いつまでも猫といい関係でいたいなら、まずはNG行為を反省することから始めましょう。大好きな気持ちを少し抑えて、猫のペースに合わせて付き合うことが、ちょうどいい距離感かもしれません。