妖艶なる線の詩人、220点でたどる創作の軌跡 ― 三菱一号館美術館「異端の奇才 ─ ビアズリー」
三菱一号館美術館「異端の奇才 ─ ビアズリー」会場
精緻な線描や大胆な白と黒の色面からなる挿絵で知られるイギリスの画家、オーブリー・ビアズリー(1872-1898)の作品を紹介する大規模な回顧展が東京で始まる。
ビアズリーはブライトン出身。家計を支えるため16歳から事務員として働きながら、夜間に制作。
T.マロリー著『アーサー王の死』や O.ワイルド著『サロメ』の挿絵で成功し、後年も季刊誌『サヴォイ』やA.ポープ著『髪盗み』の挿絵で新境地を見せるも、幼少期からの肺結核により25歳で他界した。
展覧会はヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)との共同企画で、初期から晩年までの挿絵や希少な直筆の素描にくわえて、彩色されたポスターや同時代の装飾など、約220点を展示。
19世紀末の欧米を席巻したビアズリーの歩みを総覧する。
「異端の奇才 ─ ビアズリー」は三菱一号館美術館で、2025年2月15日(土)〜5月11日(日)に開催。観覧料は一般 2,300円など。
三菱一号館美術館「異端の奇才 ─ ビアズリー」会場
三菱一号館美術館「異端の奇才 ─ ビアズリー」会場
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三菱一号館美術館「異端の奇才 ─ ビアズリー」会場 ミュージアムショップ
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