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“友引限定”で葬儀場がライブハウスに ヘビメタ対応の「さいたま葬儀連盟」が音楽解放デーを始動

おたくま経済新聞

ライブハウス仕様

 普段は“葬儀場”として使用している「さいたま葬儀連盟」の施設が、“友引”限定でライブハウスとして開放する試みが行われます。しかも施設は、葬儀場なのに「ヘビメタ防音対応済み」。

 友引限定で変更するのは施設だけではありません。代表である関根信之氏も友引には、スーツを脱いでライブ仕様に変わります。 

【有限会社愛翔葬祭・関根信之氏の葬儀仕様とライブ仕様】

 さいたま葬儀連盟を運営する有限会社愛翔葬祭の関根氏は、ヘビメタバンドのボーカルとしても活動している人物。コロナ禍では、葬儀・音楽系イベントともに人が集まる機会が極限まで避けられたことをうけ「リアルな体験とオンライン開催が浸透した両方を同時に出来る設備が必要」だと痛感したそうです。

 この経験から、防音事業を手がける株式会社KOTOBUKI(愛知県名古屋市)とタッグを組み、LEDビション、音響、配信設備、そして120dBの大音量に耐えられる防音設備を兼ね備えた施設として、葬儀場を2023年4月に改装。

 ライブハウスとして利用されるのは、葬儀場「さいたま葬儀連盟」(埼玉県さいたま市岩槻区本宿224-1)。葬儀を行ってはいけないといわれている「友引」の日に、「LIVE THEATER +810 PLUS HEART」として営業されます。

 ライブの予約受付は「LIVE THEATER +810 PLUS HEART」公式サイトで、ロックの日(6月9日)に受け付け開始。「CONTACT」を選択して、種別に「友引限定予約申し込み」と記入して問い合わせするよう案内されています。

 葬儀場のライブハウス利用を募集する今回の試みは、6月3日に株式会社KOTOBUKIと有限会社愛翔葬祭の連名で発表されました。

 この過去に例を見ない試みについて有限会社愛翔葬祭の関根氏は、「人生最期のイベントに花を咲かせたい、世界へ羽ばたくアーティストを輩出したいという2つの想いで作りました」と熱い思いを語り、「音響に特化した24時間ヘビメタ演奏可能で音漏れのないライブハウスであり、葬儀もできる物件第1号です」とコメントしています。

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025060603.html

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