来年4月開校 夜間中学「三重県立みえ四葉ヶ咲中学校」 8月23日に学校説明会
体調や家庭の都合など様々な理由で十分な教育を受けられないまま中学校を卒業した人や、中学校の卒業資格のない外国籍の人が学び直しの場とする夜間中学校「三重県立みえ四葉ヶ咲中学校」が、来年4月、津市に開校する。それに先立ち8月23日(金)午後7時から津市の三重県庁講堂で学校説明会を開く。オンラインでも参加可能で、県教委では参加者を募っている。
「一人ひとりの願いが芽生える 伸びる 広がる学校」を目指す同中学。通常の公立中学と同じで、教員免許を持つ教員が週5日授業し、全ての学習を終えれば中学卒業資格が得られる。津市の県立みえ夢学園高等学校敷地内に開校し、対象は15歳以上だが、不登校状態の現役中学生も受け入れるための準備を進めている。文科省が不登校の児童生徒向けに設置することを認めている「学びの多様化学校」としての機能を兼ね、児童生徒に寄り添った特別な教育課程を編成する。現在、津市内と四日市市内でみえ夜間中学校の体験教室「まなみえ」が開かれている。
四日市市では、毎週水曜日の午後6時から8時半まで県立北星高校(四日市市茂福)で40分授業が3コマ行われている。四日市会場は18人の生徒が学び、半数が外国籍の生徒。オンラインでも参加でき7割ほどの出席率だという。外国籍の生徒で日本語習得が必要な生徒は、個別で日本語学習をしたり、高校進学を目指す生徒には、受験に向けた指導もしている。体験教室も生徒を募集している。
県教委は「四葉ヶ咲中学で学びたい当事者やご家族だけでなく、周りの人も説明会に参加できる。たくさんの人に新しい学びの場を知ってもらえたら」と参加を呼び掛けている。説明会の前後に個別の相談もできる(要予約)。
夜間中学学校説明会、津市と四日市市の体験教室の問い合わせ、申し込みは、県教委夜間中学設置準備班TEL059・224・2766。学校説明会の申し込みは右記の電話、またはメール(gakokyo@pref.mie.lg.jp)、申込フォーム(https://logoform.jp/form/8vMX/658872)から申し込む。