犬に『寂しいな』と思わせる飼い主の行動4選 今すぐ見直すべき行為や心細いと感じさせない方法まで
1.長時間の留守番
犬は群れで暮らす動物です。そのため長時間の留守番をするのは、犬にとって大きなストレスになってしまう場合があるのです。とくに一人暮らしの家庭や共働き世帯では、犬が一日中家に一人きりになることが多く、寂しさを感じやすくなります。
寂しさを紛らわすために、犬は吠えたり、家具などを噛んだりといった問題行動を起こすことがあります。また留守中の不安から食欲が落ちたり、元気がなくなったりすることも。
そんな犬には、留守番中も寂しい思いをしないように、パズルフィーダーなどひとり遊びができるおもちゃを用意するのがおすすめです。犬によっては、テレビやラジオなどの音を流すのも効果があります。
2.遊びや散歩の時間が少ない
犬にとって遊びや散歩は、飼い主さんとの大切なコミュニケーションの機会でもあります。そのため忙しさから遊びや散歩の時間を短縮してしまうと、犬は「愛されていないのかな…」と誤解して寂しさを感じてしまうことがあるようです。
さらに運動不足がつづくとストレスが溜まり、問題行動につながることも。また肥満の原因や足腰の衰えなど身体的な問題も起こりえます。
愛犬に寂しい思いをさせないためにも、また体と心の健康を守るためにも毎日の散歩は欠かせません。雨の日や寒い季節など散歩に出る機会が減る場合は、室内でも運動ができるよう遊び方を工夫する必要があるでしょう。
3.スキンシップが足りない
犬は触れ合いを通じて、飼い主さんからの愛情を感じ取ります。撫でたり抱きしめたりするスキンシップは、犬にとって安心感をもたらす大切な行為です。しかし忙しい日常の中で、ついスキンシップが不足してしまうこともあるでしょう。
スキンシップが不足すると、犬は寂しさやストレスを感じるようになります。毎日短時間でも良いので、ブラッシングをする、マッサージをするなど触れ合う時間を作るようにしましょう。
愛犬との時間をつくるのが難しいときは、通りすがりに声をかけて頭を撫でてあげるなど意識してスキンシップをとるように心がけてください。
4.冷たく接する
犬は飼い主さんの感情に非常に敏感です。忙しいからと犬の要求を無視したり、冷たくあしらったりすると、犬はその態度を敏感に察知して、寂しさや不安を感じてしまうかもしれません。
また群れで仲間と協力して暮らす犬には、無視されたり、冷たくされたりすることが続くと落ち込んで元気がなくなったり、ストレスから攻撃的になることもあります。
愛犬が近づいてきたり、なにかを要求しているときは、愛犬の気持ちに応えてあげましょう。手が離せないときは「あとでね」と声をかけながら頭を撫でてあげるだけでもかまいません。大好きな飼い主さんに反応してもらったことに満足してくれる犬も多いでしょう。
まとめ
犬はとても愛情深く、飼い主さんとの絆を大切にします。
愛犬が寂しい思いをしないようにするためには、長時間の留守番を避け、散歩や遊び、スキンシップを通じて一緒に過ごす時間を増やすように心がけることが大切です。また、愛犬のかまってほしい気持ちや要求を無視せずに、できるだけ応えてあげるようにしましょう。
これらの行動は、愛犬との絆を深めて、より強い信頼関係を築く助けにもなります。
もし愛犬に吠えたり、過度に甘えたり、ご飯を食べなくなったりなどの様子が見られる場合は、寂しさからストレスを感じている可能性があります。愛犬への接し方を振り返り、寂しいと感じることがないようにしてあげましょう。