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「白井まきの」と「修善寺まきの」 北総鉄道と伊豆箱根鉄道が同名の鉄道むすめが縁でコラボ(千葉県白井市、静岡県三島市など)

鉄道チャンネル

制服デザインもそれぞれのヘッドマーク=伊豆箱根バージョン=(画像:北総鉄道)

千葉県の北総鉄道と静岡県の伊豆箱根鉄道が、まさかの相互乗り入れ!? といっても鉄道の話にはあらず。北総は「白井まきの」、伊豆箱根は「修善寺まきの」という、同名キャラクターの鉄道むすめをきっかけにしたコラボレーション企画が実現した。

2社共通デザインで、バージョン違いのクリアファイルやアクリルコースターを発売。鉄道では、同じくバージョン違いのヘッドマークを付けた列車を運転する。

ブームの推し活につながる鉄道むすめは、大手玩具・模型メーカーが鉄道に興味を持ってもらおうと編み出した女性キャラクター。「鉄道の職場で働く」が共通コンセプトで、各社の駅名や列車名、沿線施設名などにちなんでネーミングされる。

北総の白井まきのは、沿線の白井市から。仕事は駅務掛(駅員)で、実家は白井近辺のナシ農家と細かく設定される。

伊豆箱根の修善寺まきのは、駿豆線終点で名湯として名高い修善寺から。北総と同じく駅務掛で、気になったことは肌身離さず持つダイヤ帳にメモする。

両社によると、「まきの」の名前は偶然の一致。グッズ類は共通デザインながら、北総は白井まきの、伊豆箱根は修善寺まきのが前面に出るバージョン違いだ。両社をそろえればコンプリートという仕掛けで、ファン心理をくすぐる。

グッズ類の先行販売は2024年11月23日から。伊豆箱根が同日、静岡県三島市の本社と、同県伊豆市の修善寺駅で開くグループ感謝祭「いずはこねふれあいフェスタ2024」会場でも扱うのを皮切りに、両社が出店するイベント会場などで販売。一般販売は12月7日からで、北総を前面に押し出したグッズは「GIFT KEISEI JAPANESE SOUVENIR 京成上野駅構内店」、伊豆箱根が前に出るバージョンは三島駅、修善寺駅の窓口や同社のオンラインショップで扱う。

各社バージョンのヘッドマークは北総が7500形電車、伊豆箱根が2202編成(1300系電車。元西武新101系)に掲出。期間は2024年11月12日~12月3日。

伊豆箱根は三島~修善寺間の駿豆線内で運行。北総は自社線のほか、京成線(京成高砂~押上)、都営地下鉄浅草線、京急線(泉岳寺~羽田空港第1・第2ターミナル)に乗り入れる。

2社の鉄道むすめがコラボするクリアファイル=北総バージョン=(画像:北総鉄道)

記事:上里夏生

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