【ライブレポート】anoが初参戦！可愛い×デスボイスの二刀流で圧巻のステージ＜氣志團万博2024 シン・キシダンバンパク supported by ALL FREE＞
11月9、10日(土･日)、幕張メッセで開催されている「氣志團万博2024 シン・キシダンバンパク supported by ALL FREE」の２日目、MOSSAI STAGEにanoが出演した。この記事では、anoのライブレポートをお届けする。
メルヘンな世界観を想像させる可愛らしい音楽と手拍子で登場したのは、特攻服を思わせる黒ジャケットとチェック柄が可愛いミニ丈のワンピースでコーディネートしたano。「みんな違って、みんないいじゃん！」という映像から流れる言葉を体現した自分をさらけ出す多様性ライブのスタートは、絶叫ともいうべきanoワールドだった。
「氣志團万博ーー！」独特なワードセンスでマイペースに話す通常運転のanoから一変。「はじめまして、anoです！後ろもブチ上げていくぞー！！」と気合いも充分、長ラン姿の衣装を身に纏ったダンサーともに一曲目の、「猫吐極楽音頭 」を披露した。ノイジーなギターで幕を開けたかと思えば、サビの部分では「ニャンニャンオェ ニャンニャンオェ」と連呼するキャッチーなサウンドが問答無用で脳内に鳴り響く。
「声出してけーー！」anoの雄叫びとともに続く二曲目は、「あの」が『ano』名義で音楽活動を開始した初のソロ楽曲「デリート 」。ハードなメロディでありながら、anoらしさを感じさせる歌声が場内を包み込んだ。そして息つく暇もなくノンストップで流れる次の楽曲は、インパクト抜群のイントロから始まるスピード感抜群のギターロックナンバー「普変」が始まる。オーディエンスを圧倒させる力強い歌声が静まると、いつものゴーイングマイウェイなanoのMCタイムとなった。
「anoでーす。よろしく！氣志團さん、お呼びいただき、ありがとうございます。」とフェスに呼んでもらったことを喜びつつ、手作りから始まったという氣志團万博に参加することができて嬉しいと語った。
トークタイムの後は、anoの楽曲では少し珍しいラブソング「愛してる、なんてね。」を熱唱。ラブソングといえどもバラードではなく、ノリのいいポップで明るい曲調だ。そして待ってましたといわんばかりの歓声とともに流れ出したのは大ヒット曲「ちゅ、多様性。」。思わず口ずさみたくなる中毒性のあるサビが印象的なメロディに合わせ、ダンスも披露した。
「続けてやります！」の掛け声で歌われたのは、TVアニメ「らんま1/2」のOPテーマで話題となっている「許婚っきゅん 」。リズムよく流れるチャイニーズ調のサウンドが耳に残る楽曲に、オーディエンスのテンションも上々。
再びMCタイムに入ると、「1人でも僕の歌をこれから聞きたいなと思ってもらえたら」と伝えつつ、「僕は僕らしくステージをやります」と力強く宣言をした。
ラストソングは、幾田りらと歌ったことで注目を集めた映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション（通称・デデデデ）』前章の主題歌「絶絶絶絶対聖域」。TK(凛として時雨)が作曲を手掛けたこの楽曲は、終末感を表現した壮大なスケールを感じさせるサウンドを特徴としている。ダークファンタジーを彷彿させるTKならではの世界観を見事なデスボイスで表現するanoのアーティスト性が垣間見える瞬間となった。
歌い終わった後は何事もなかったかのように「バイバイ」と可愛く締めたano。圧倒的な存在感で場内を盛り上げた。
M.1 猫吐極楽音頭
M.2 デリート
M.2 普変
M.3 愛してる、なんてね。
M.4 ちゅ、多様性。
M.5 許婚っきゅん
M.6 絶絶絶絶対聖域
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