弘明寺商店街 マルシェで新たな賑わい 次回2月23日開催
下町人情溢れる弘明寺の賑わいを次の世代につないでいきたい―。今年1月から弘明寺商店街の橋の上で始まったマルシェが、新たな賑わいを生み出している。毎月第4日曜を基本に開催し、町内外の人が集うイベントを目指す。
マルシェの名前は「橋の上の、弘明寺市場」。弘明寺商店街内に架かる観音橋とさくら橋が会場だ。同イベントの実行委員長を務めるダバンテスジャンウィルさん(27)=人物風土記で紹介=は、3年前から弘明寺に住み始め「歴史や自然、人情溢れるこの街の魅力をもっと多くの人に伝えたい」と思うようになったという。イベントの企画運営やマルシェに出店していた経験を生かし、同じ思いを持つ地域の仲間や商店街と共に、約1年かけて企画した。
1月26日の第1回目のマルシェには、約15店舗が出店。日常生活を彩るお洒落な雑貨や食品、弘明寺に暮らすアーティストやクリエイターの作品などが並んだ。弘明寺の魅力を発信するため、手作りの街歩きマップも来場者に配布した。「出店者やその固定客、若者など初めて弘明寺に来たという人も多く、普段の客層とは異なる新たな賑わいが生まれている」と、横浜弘明寺商店街協同組合の小林宗之理事長。
2回目は2月23日(日)に開催。新鮮な野菜や雑貨、弘明寺を舞台にした小説の販売、似顔絵、木工ワークショップなど個性豊かな約20店が集まる。「想いのある商品や活動を行うお店ばかり。マルシェを通じて人との繋がりや街の魅力も感じてもらえたら」とダバンテスさん。13時〜18時。最新情報はSNSで(3月は第5日曜に開催)。