値上げしてるのに、従業員の賃金は上がらない……「強欲インフレ」現象に大竹まことが苦言
6月13日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、日本が陥りつつある「強欲インフレ」について取り上げた。
「強欲インフレ」とは、企業がコスト増加以上の値上げによって収益を増やしつつも、従業員の賃金にそれを還元しない現象だ。
欧米においては「グリードフレーション(強欲+インフレ)」という造語で広まった。
番組では、当該現象について取り上げた東京新聞の記事を紹介。
かねがね近年の値上げ問題と低賃金問題について苦言を呈していた大竹まことは――
大竹まこと「(東京新聞の記事では)『企業は値上げで増やした収益を懐に入れ、賃金の方にはあまり波及しなかった』か……見出しには『便乗値上げ』『収益増』『賃金に還元せず』もある。欧米ではこういうことが起きてる。日本の企業のことも疑うわけじゃないけど、これだけあちこち値上げがすごくなってるんだから、私は従業員の給料にも還元されてるんだと思ってたけど……そうでもないらしいということが分かってきたね。便乗で値上げしておいて、会社は儲かるけど従業員には還元しないなんて……してほしくないね。インフレで大変なのは分かるけど、それで収益が増えるんだったらちゃんと還元して、社会に貢献してほしいなと思います」