漁港でのデイアジングで極豆アジ入れ食い【和歌山】軽いリグのスローフォールが的中
5月上旬の休日。友人より和歌山方面に行かないかという誘いを受けて釣行してきた。実は先日単独釣行した際に比較的デイゲームでも楽しむ事が出来た釣行であり、その話をした友人がタイミング良く声を掛けてくれたのだ。晴れた日の休日はさすがに人が多いのではという不安要素もあったが、比較的広いポイントなので場所は大丈夫だろうと思い和歌山県は中紀エリアの漁港を目指した。
友人とアジング釣行へ
ポイント到着。やはりキャンプやBBQを兼ねたファミリーが多いが、予想通り釣りができる場所はある。早速と準備をしてつりをスタートさせる。
まずは狙いのアジがいるのかどうかが気になったので0.4gのジグヘッドにレインズのアジシラッシュを付けてサビキ釣りが出来そうな場所に入る。
足元でジグヘッドの動きを確かめていると小さな魚がルアーにアタックして来た。掛かるとは思っていなかったが偶然にも上手くフッキング。おっと茶色いぞ…。これって?アジだ!
何とワームより少し大きいアジ。俗にいう極豆アジだ。このサイズはヒットするという事はアジの活性は比較的高いとみていいだろう。直ぐにリリースしてテトラ帯の付近などを狙ってみることにした。
スローフォールで連続ヒット
ベイトやスズメダイなどの魚影に混じって底の方では時折アジのような魚が泳いでいる。0.4gのジグヘッドで静かに落としていく。
友人も同様にじっくり攻めをしているとテトラの隙間から出て来た魚がバイト。実はこれが中アジで日中の明るさを嫌ってかテトラ周辺で連続ヒット。一匹釣るのに時間が掛かるが着実に釣るにはこの0.4gのスローフォール釣法以外はないだろうと感じた。
漁港内湾で入れ食い
外側のポイントを一通りチェックし終えて漁港内に入ってしばらく釣っていると友人がアジを掴んで手招きして来た。どうやら群れを見つけてようだ。彼に聞くと筏の下から大軍で追いかけて来るとのこと。
彼のテクニックのように筏の近くに投げてフォールさせてパンパンとダートさせるとワラワラと寄って来る。そして奪い合いうようにワームをパクっと咥えて反転。そんでもってヒット!完全サイトフィッシングであった。しかもそれが連続で釣れるのだから楽しくて仕方がない。しばしの間入れ食いを楽しむ。
時折違う場所を撃てばサバの子供やボトムまで落とせば良型のガシラが釣れたりと飽きる事がない釣りを楽しむことができた。
釣行後判明した事だが、連発していたアジはどうやら近くのエサ販売業者の網から逃げ出したアジであったようで魚体の鱗の剝がれ具合などから長い時間網の中にいた個体だったようだ。すなわち腹ペコの状態で見たことも無いルアーが上から落ちて来たので思わず食いついてしまった……ようだ。
北上した漁港で良型を手中
デイゲームを十分に楽しんだ後、夕マズメの有望ポイント目掛けて北上した。春に強いポイントのイメージがある場所であったがどうだろうか?
ポイントに着いてサビキ釣りの人と情報を交換していると友人がまたアジをグリップで掴んで手招きしている。どうやら群れを見つけてようで連続で当たって来るとの事。ホントに今日は彼に助けられている。
私も横に入らせて貰ってキャスト開始。0.8gのジグヘッドでカウント10前後のレンジでアタリ。合わせると中アジサイズ以上確定のずっしり感。障害物に擦られないように抜き上げると25cmクラスの個体。これは嬉しい。しかも群れが大きいようで何度でもヒットしてくれる。
一度最も高い堤防に上って海面を偏向レンズで見てみると…。アジング歴15年を超える筆者でも初めて見る光景で何千という中アジが海面下にびっしりと泳いでいる。思わず「うわーっ、これは凄いわ」と声がでてしまった。
しかもそのアジの群れにキャストすると多くの個体は敬遠して避けるものの活性の高い個体はヒットする。まさに衝撃のアジングとなった。
ナイトゲームでメバルをキャッチ
暗くなり始めてアジングライトを点灯させてナイトゲームの釣りをスタートさせたが、夕マズメの群れはどこに行ったのか…。時折小鯵は釣れるものの良型アジからに反応は皆無となってしまった。
代わりに大きめのメバルが連続ヒット。ついには潮も止まったので納竿とした。昼からの釣行であったが十二分にライトゲームを楽しめた週末であった。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>