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フェミニズムを主張する女性は怖い?

文化放送

ジェンダーギャップ指数において日本は世界の中でかなり遅れをとっている。4月1日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」は、「だったら、あなたもフェミニストじゃない?」という本の著者で作家のアルテイシアがフェミニズムについて語った。

小島慶子「なんでフェミニストというと『怖い』とか『めんどくさい』というイメージになってしまうのでしょう?」

アルテイシア「私は大学時代、『ブス』とか『デブ』と男子から言われて傷ついてダイエットにはまって過食嘔吐をするようになったんですけど、今振り返ると私が特段ブスだったわけじゃなくて、はっきり意見を言うと『ブス』と言われていたので、要するに「ブス」イコール「黙れ」っていう意味だったんだなということに気付きました。フェミニズムの話をするのもそうなんですけど、女性がはっきり意見を言うとか、権利を主張するとか、そういうのが怖いとか許せないと思う人はいますよね」

小島「『キツい女性はな~』という男性もいますけど、女性の中にも『キツい女性は良くないよね』という方もいらっしゃいます。女性の差別をなくそうとか、女性の被害をなくそうと言っているフェミニストに対して、なぜ女性が敬遠したり、批判したりするような気持になってしまうのですか?」

アルテイシア「『わきまえた女性』って森喜朗さんの発言でもありましたけど、オジサン中心の社会でオジサンに気に入られるような振る舞いをする、過剰適応するとか、自分自身がオジサン化してしまうというのは生存の手段としてあると思うんです。オジサンが強い社会でオジサンに気に入られた方が得だっていうところもあると思います」

小島「喋り方とか振る舞い方はおしとやかなほうが好きというのは好みの問題だって捉えている人もいるかもしれないけど、おしとやかな女性が好きということと女性の権利を大事するっていうのは両立しますからね、フェミニストを否定しなくてもいいわけですよね」

アルテイシア「私たち女性が進学できたり、就職できたり、選挙に行けることとか、ピルを使うことができるということも全部権利を求めて戦ってきた女性たちのおかげなんで、フリーライドしながらフェミニストを責めるみたいなのは辞めてほしいと個人的には思います」

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