【お花見2025|富山のサクラ】280本の桜と残雪の北アルプスが奇跡の共演【あさひ舟川】春の四重奏は4/2から!一緒に楽しむ朝日町名物グルメも
残雪の朝日岳・白馬岳を背景に、桜並木、そしてチューリップ、菜の花が美しく咲きそろう春の四重奏。
この絶景が楽しめるのは、新潟県との県境にある富山県朝日町の舟川べりです。
はじまりは1957年。舟川の河川改修の際、堤防の両岸1200mに約280本のソメイヨシノが地域の住民たちの手によって植えられ、その後も大切に維持・管理されてきました。
その桜が花開く時期に合わせ、チューリップの球根栽培をする農家の山崎さんが極早生のチューリップと菜の花を植えたところ、すべての花が見事に咲きそろったのです。
「たくさんの人によろこんでもらいたい」という山崎さんの想いから生まれた四重奏。
天候によっては開花時期がずれることもあり、三重奏や二重奏になってしまう年も。まさに、“奇跡”という言葉がふさわしい光景です。
あさひ舟川「春の四重奏」概要
(Asahi Funagawa “Spring Quartet”)
開催日:4月2日(水)~4月16日(水)
※開花の状況によって期間を変更することがあります
会 場:富山県下新川郡朝日町舟川新
駐車場:1000円/台
協力金:500円 ※桜並木保護活動へのご協力をお願いします
問合せ:0765-83-1100(朝日町役場商工観光課)・0765-83-2780(朝日町観光協会)
22品種60万球のチューリップ 花びらは「お礼肥え」に
四重奏のなかでももっとも色鮮やかな色彩を放つのが赤やオレンジの「チューリップ」。2025年は22品種60万球の花を楽しむことができます。
ただし、このチューリップはもともと鑑賞用ではなく、球根を収穫するために栽培されているもの。というわけで、ある程度咲いたら、花びらは摘み取ってしまいます。
とは言え、その摘み取った花びらにも重要な役割が。「お礼肥え」として桜の木の根元に撒かれ、美しい花を咲かせる桜の肥料になっているんだとか。
舟川べりの桜とチューリップは、見えないところでもつながっているんですね。
夜桜ライトアップ/かがり火の夜桜
桜並木には提灯が設置され、開花中はライトアップされた夜桜を楽しめます。
さらに4月5日(土)の夜には、舟川のほとりにかがり火が焚かれます。パチパチと薪がはぜる音、舞い上がる火の粉に、幻想的な夜の桜並木を堪能できそうです。
【夜桜ライトアップ】
開催日:桜開花期間中
時 間:18:00〜21:00
【かがり火の夜桜】
開催日:4月5日(土)
時 間:19:00〜21:00
朝日町観光協会 観光案内所
朝日町観光協会 観光案内所
期 間:4月2日(水)~4月16日(水)
時 間:9:00~16:00
会場に設けられた観光案内所では、春の四重奏ガイドからイベント情報や朝日町周辺の観光情報を聞くことができます。
英語や中国語に対応したボランティアガイドがいるほか、スーツケースなどの大きな荷物の一時保管(500円/回)を頼むこともできます。
花を楽しんだあとは… 19日には「お花見しながらゴミひろい」も
お花見しながらゴミひろい
開催日:4月19日(土) ※雨天中止
時 間:10:00~11:00
場 所:舟川べり桜並木駐車場集合
※ゴミ袋、トングは主催者側で準備してもらえます
※参加者には「らくち~の入浴券」「バタバタ茶」のプレゼントがあります
多くの観光客でにぎわう舟川べりですが、桜の季節が終わると、田植えの準備で忙しくなります。が、お米を育てる田んぼにゴミが残っていたら大変!
ということで、4月19日には「お花見しながらゴミひろい」が企画されています。桜の花が散っても、菜の花やチューリップはもう少し楽しめます。芽吹き始めた新緑の葉桜なども楽しみながら、ゴミひろいにご協力ください。
せっかく朝日町に行ったなら…
あわせて食べたい朝日町グルメ
花見といえば、きれいな景色と同時においしい食べものも…という方もいるでしょう。朝日町を訪れたならぜひ味わいたいオススメグルメを紹介します。
※掲載されている情報・価格は取材当時のものです
cafe勘助
2023年にオープンした「cafe勘助」。
米どころ・富山の中でも名水の里として知られる新川地域のコシヒカリを使ったおむすびランチや、朝日町に伝わる郷土料理を楽しめるほっこりカフェです。
そば処 草の子
日本を代表する蕎麦の産地、信州戸隠で修行したご主人が営む蕎麦店。
海が近く、開放的なつくりはカフェのようなおしゃれな空間。本格派の蕎麦をゆったりと味わえる人気の店です。
ビストロけざけざ
あいの風とやま鉄道「泊駅」の目の前にあるビストロ。長野県から移住してきた夫婦が営むカジュアルフレンチの店です。
スープとスイーツ七星
町立ふるさと美術館(旧なないろKAN)の中にあるカフェレストラン。地元の食材をいかしたものや季節に合わせたものなど、バリエーション豊かなスープを味わえます。
カフェのみの利用もOKです。
清水製パン「ヒスイパン」
朝日町の宮崎・堺海岸は、糸魚川と並んでヒスイ(翡翠)が採れる「ヒスイ海岸」として知られています。そんな町の名物「ヒスイ」をイメージしたご当地パン「ヒスイパン」は、地元で大人気の朝日町グルメです。
ドライブイン金森
朝日町の郷土料理「たら汁」。
新潟から富山を貫き、石川や京都へと至る国道沿い、通称「たら汁街道」に面していて、観光客でも気軽に立ち寄れるアットホームな雰囲気とドライバーのおなかを満たすボリュームたっぷりのごはんが自慢の店です。