【2025年】セカンド冷凍庫のおすすめランキング。120〜140Lサイズの製品を比較
まとめ買いをした食材の保存やアイス、冷凍食品などで夏の冷凍庫はパンパン! そこでおすすめなのがセカンド冷凍庫です。でもネットの口コミだけでは選び方が分かりませんよね。雑誌『家電批評』では120~140Lサイズで人気の冷凍庫を対象に比較テストを実施。おすすめ製品をランキング形式でご紹介します。
120〜140L セカンド冷凍庫4製品を比較!
物価高対策のための食品のまとめ買い、ふるさと納税の返礼品の保存、夏は熱中症予防のための飲み物や保冷グッズの冷却……。
入りきらない冷凍室にストレスを感じることありますよね。
そこで大活躍するのがセカンド冷凍庫です!
今回雑誌『家電批評』は、特にセカンド冷凍庫のニーズが高い、食べ盛りの子どもがいる家庭や家族が多い世帯向けの120〜140Lサイズの製品を比較検証しました!
セカンド冷凍庫の選び方は?
収納力と内部の使い勝手
本体の容量選びは、各メーカーが実際に庫内に収納できる容量として記載している「収納スペースの目安」を必ず確認しましょう。
※収納スペースの目安より算出しました
また庫内スペースを無駄なく使うために、食品に合う収納の数や引き出しケースのサイズをチェックしましょう。
家電批評編集部 竹原雅子のコメント
「まずは日ごろ冷凍室に常備している食品のサイズや形状を把握。それらをしまいやすい大きさのケースや収納数を備えた製品を選ぶのがおすすめです。」
サイズと設置性
幅がスリムで狭いスペースに設置できるタイプ、本体上部に電子レンジやオーブンレンジを置ける耐熱トップテーブル対応タイプなどサイズや設置性はさまざまです。
背面に出っぱりがある機種は壁面から離す必要があります。
購入前には量販店などで実物をチェックすることをおすすめします。
家電レビュー歴10年以上のプロレビュアー 石井和美 氏のコメント
「サイズが大きいので、キッチンやリビングなど、家のどこに設置するのかを検討しましょう。」
容量別電気代の目安
各製品に明記されている「年間消費電力量(kWh)」に、契約している電力会社の電気料金単価(円/kWh)をかけることで年間の電気代を算出できます。
扉の開け閉めの頻度が多いほど、上昇した庫内温度を下げるために多くの電力を消費するので、実際の電気代は目安よりもさらに高くなることを念頭におきましょう。
セカンド冷凍庫の比較方法は?
収納量と収納しやすさ、設置性、電気代、使い勝手の4項目でテストしました。
採点は使い勝手と電気代を重視しています。
セカンド冷凍庫のおすすめは?
【1位】アイリスオーヤマ「スキマックス 冷凍庫120L」
スキマックス 冷凍庫120L イメージ
アイリスオーヤマ
スキマックス 冷凍庫120L
実勢価格: 52,800円〜
総合評価: 4.08
電気代: 4.67
収納力: 4.00
設置性: 4.50
使い勝手: 3.60
スリム設計ですき間に設置でき、整理収納したい人におすすめ!
セカンド冷凍庫のおすすめランキング1位でベストバイを獲得したのは、A+評価のアイリスオーヤマ「スキマックス 冷凍庫120L」でした。
見事ベストバイを獲得したアイリス、群を抜いているのはそのスリムさです。
幅は約36cmと2Lのペットボトル約3本ほどで、すでに食器棚や冷蔵庫が幅を取っているキッチンにも、スペースを捻出すれば設置できるサイズ。
定格内容積は全製品中一番小さいのですが、33Lの買い物かご2.5個分がしっかり入り収納量は十分でした。
庫内整理に便利な浅型ケースや仕切り板があるのもアイリスのみ。
深型ケースは一つだけなので、アイリスは中サイズの食品をメインに整理収納したい人に向いています。
電気代も一番安く、総合力に優れた一台としておすすめです。
おすすめポイント設置に幅をとらない電気代が安めがっかりポイント扉が開きづらい
幅: 356mm
奥行: 555mm
高さ: 1366mm
重量: 36kg(約)
扉: 右開き
定格内容積: 120L
収納: 8段
年間消費電力量: 290kWh/年
型番: H103702F
【収納力】一番小さいが整理はしやすい
かごは約2.5個分収納可能でケース幅は中サイズの冷凍食品がピッタリと収まります。
収納の数も最多でした。
浅型のケースや仕切り板で整理しやすい
浅型のケースがあるのはアイリスのみ!
深さ約6.7cmほどで、カップアイスなどを整理して入れられます。
また付属の仕切り板は食品を立てて入れられて、取り出しやすいです。
家電レビュー歴10年以上のプロレビュアー 石井和美 氏のコメント
「設置場所に制限があり、購入を迷っている人には、まずアイリスがおすすめ。カップアイスなど小さくて細々したものをまとめやすく、食品ごとに整理収納したい人にもピッタリです。」
【設置性】幅35.6㎝で一番スリム
幅が一番スリムで狭いスペースにも設置が可能です。
壁面からは3cm必要ですが、背面はフラットで置きやすいです。
【使い勝手】温度調節パネルは扉を開けた上部に
扉を開くと上部に温度調節の操作パネルがあります。
設定温度は5段階で急冷モードに調節可能。
パネルの視認性も良好です。
扉を開くのに両手でも力が必要
扉は密着性が高いうえに、指をかける部分が浅いため、女性は両手を使ってかなり力を入れないと開きませんでした。
調理の合間に、片手で開きたいときには面倒です。
【2位】アクア「AQF-SFA14R」
AQF-SFA14R イメージ
アクア
AQF-SFA14R
実勢価格: 71,260円〜
総合評価: 3.92
電気代: 3.67
収納力: 5.00
設置性: 4.00
使い勝手: 3.60
大袋サイズがドカドカ入るのでまとめ買い派におすすめ!
セカンド冷凍庫のおすすめランキング2位でA評価を獲得したのは、アクア「AQF-SFA14R」でした。
本体の高さが一番大きいアクアは収納力がダントツ。
大袋や特大トレーを縦入れできるケースは、コストコなどで大容量の食品をまとめ買いする人におすすめです。
段を仕切るガラス棚を取り外せばタテ長の食品を立てられるので、タラバガニなども入りそう!
一方でカップアイスなど細々したものは埋もれそうなので、収納の仕方に工夫が必要です。
おすすめポイントBIGサイズの食品保存が便利タテ型の食品も入るがっかりポイント温度調節するときに手間あり
幅: 400mm
奥行: 597mm
高さ: 1547mm
重量: 38kg
扉: 右開き
定格内容積: 140L
収納: 5段
年間消費電力量: 275kWh/年
型番: AQF-SFA14R(S)
【収納力】買い物かご3個分+約5.6L分
定格内容積が140Lで一番大きいアクア。
収納スペースの目安98Lに対し、約100Lの食品が余裕で入ったうえ、さらに大・中・小の保存容器9個、約5.6Lを収納できました。
大サイズの食品が縦に入る
引き出しケースの深さは約26cmで、他3製品より9cmほど深いのが特徴です。
アクアのみ、24cm四方の肉の食品トレーを立てて入れられました。
フランスパンも入る収納力
収納を仕切るガラス棚は取り外しが可能。
約70cmのフランスパンを斜めに立てられました。
ケースには1kgのポテトや2kgの鶏肉など4袋入りました。
【設置性】スリムタイプで高さは一番大きい
スリムタイプですが、設置は高さのある場所に限られます。
背面に突起はありますが、壁面に付けられる設計です。
【使い勝手】温度調節の操作部が庫内の奥にある
最上段の庫内奥に温度調節の操作部があります。
温度を変更したいときにその都度食品を取り出さなくてはならないのは面倒……。
【3位】ハイアール「JF-UF14B」
JF-UF14B イメージ
ハイアール
JF-UF14B
実勢価格: 37,825円〜
総合評価: 3.75
電気代: 4.00
収納力: 3.50
設置性: 3.00
使い勝手: 4.00
冷凍ホールケーキも入るが設置には幅をとる
セカンド冷凍庫のおすすめランキング3位でA評価を獲得したのは、ハイアール「JF-UF14B」でした。
幅、奥行きが一番大きいハイアール。
設置場所を選ぶサイズ感なので、トップテーブルなど本体上部のスペースをうまく活用するのがおすすめです。
一方で庫内最上部のトレイは広く高さがあるので、ビッグサイズのピザなどを平置きするのに便利です。
おすすめポイント高さのある食品が入る耐熱トップテーブル付きがっかりポイント設置には幅をとる
幅: 502mm
奥行: 598mm
高さ: 1175mm
重量: 37.5kg
扉: 右開き
定格内容積: 135L
収納: 5段
年間消費電力量: 291kWh/年
型番: JF-UF14B(W)
【収納力】食品トレーは立てると入らない
かごはほぼ3個分収納可能。
縦16cmほどの中サイズの食品トレーは立ててしまいづらく、平置き向きです。
ホールケーキやLサイズピザが入る
幅と高さがある庫内の最上部は7号のホールケーキの箱が入りました。
【設置性】幅も奥行きも一番大きい
幅と奥行きがあり、設置には一番幅を取りました。
一方、トップテーブル付きで広い天面を有効活用できます。
壁面から5cm隙間が必要です。
【4位】東芝ライフスタイル「GF-W14HS」
GF-W14HS イメージ
東芝ライフスタイル
GF-W14HS
実勢価格: 39,500円〜
総合評価: 3.62
電気代: 2.67
収納力: 4.00
設置性: 3.50
使い勝手: 4.10
電気代は高めだが自動の急速冷凍が便利!
セカンド冷凍庫のおすすめランキング4位でA評価を獲得したのは、東芝ライフスタイル「GF-W14HS」でした。
肉や魚、作り置きのお惣菜などを手軽に冷凍保存できる自動急冷モードが便利でおすすめです。
付加機能が充実していますが、電気代は全製品で一番高い結果になりました。
しかし扉が大きく開き、ケースが深めで使い勝手は優秀!
価格も安めなので、購入の検討に値する一台です。
おすすめポイント付加機能が一番多いリビングになじむ外観がっかりポイント電気代は一番高い
幅: 479mm
奥行: 568mm
高さ: 1271mm
重量: 37kg
扉: 右開き
定格内容積: 135L
収納: 6段
年間消費電力量: 395kWh/年
型番: GF-W14HS(HT)
【収納力】中サイズ食品を出し入れしやすい
かご 3個分収納可能。
ケースがやや深く、中サイズの食品を縦に出し入れしやすいです。
【設置性】上部にレンジなどが置ける
スリムタイプに比べ設置に幅は取りますが、天面にレンジなどを置くことができます。
背面は壁にピッタリとつけられます。
【使い勝手】食品を自動で急冷凍
食品を入れると、自動で温度検知し急速冷凍する機能が便利!
まとめ:各製品の長所はここでした!
【収納力】特大トレーも大袋もたっぷり入るアクアが優秀!
約100Lの食品を庫内に詰めて収納量をチェックしたところ、全製品、収納スペースの目安以上の量がしっかり入りました。
一方、各社の個性が出たのが収納性です。
大サイズの収納ケースを採用するアクア「AQF-SFA14R」に対し、アイリスオーヤマ「スキマックス 冷凍庫120L」は収納ケースが多いうえ、浅型・深型があるので食品のサイズごとに整理が容易です。
東芝ライフスタイル「GF-W14HS」は中サイズの食品を、ハイアール「JF-UF14B」は最上部のトレイに高さのある食品をしまいやすく感じました。
【設置性】アイリスとアクアが幅を取らない!
設置性が優秀だったのはアイリスオーヤマ「スキマックス 冷凍庫120L」とアクア「AQF-SFA14R」でした。
ともにスリムタイプで、キッチンやリビングの狭いスペースに置けるのはうれしい利点です。
一方の東芝やハイアール「JF-UF14B」は設置に幅はとるものの、耐熱トップテーブルにレンジなどを置くことができスペースの有効活用が可能。
検討している設置場所のスペースに合わせて、製品を選びましょう。
【電気代】電気代はアイリスが最安
今回は扉を常時閉じた場合と、約1時間おきに開閉した場合の庫内温度や消費電力の変化を比較しました。
庫内温度は全製品、JIS規格の規定値をキープしていました。
電気代は最安のアイリスオーヤマ「スキマックス 冷凍庫120L」なら、年間でも8000円以下!
一方、4製品の中で一番電気代が高いのは東芝ライフスタイル「GF-W14HS」で、年間で約1万2000円以上かかります。
設置場所に制限があり購入を迷っている人にはアイリスがおすすめ
見事ベストバイを獲得したアイリスオーヤマ「スキマックス 冷凍庫120L」、群を抜いているのはそのスリムさです。
幅は約36cmと2Lのペットボトル約3本ほどで、すでに食器棚や冷蔵庫が幅を取っているキッチンにも、スペースを捻出すれば設置できるサイズ。
定格内容積は全製品中一番小さいのですが、33Lの買い物かご2.5個分がしっかり入り収納量は十分でした。
庫内整理に便利な浅型ケースや仕切り板があるのもアイリスのみ。
深型ケースは一つだけなので、アイリスは中サイズの食品をメインに整理収納したい人に向いています。
電気代も一番安く、総合力に優れた一台といえるでしょう。
セカンド冷凍庫のおすすめ
アイリスオーヤマ
スキマックス 冷凍庫120L
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