千葉市科学館に大人向け講座があるって知ってた?専門家が教える「科学教室」が人気!【千葉市中央区】
千葉市科学館で、大人を対象としたイベントが定期的に行われているのをご存じでしょうか。講義の様子と合わせてご紹介します。
大人も楽しもう、千葉市科学館
科学館といえば、科学を身近に楽しむための施設。見たり触れたりする展示が多く、子どもがメインの場所と思われがちです。
千葉市科学館ではそれだけでなく、「大人のための、大人が楽しめるものを」という思いで「大人が楽しむ科学教室」を開催しています。
2011年(平成23年)に大(おお)髙(たか)一雄(かずお)前館長が企画。2019年、井上(いのうえ)厚(あつ)行(ゆき)現館長に受け継がれ今に至ります。
魅力的なテーマはどれも井上館長が選び、職員が提案することも。
半年ぐらい前からテーマを決めておき、募集時は市政だよりとホームページ、チラシで案内します。
特に人気なのは、健康の科学シリーズ、宇宙・天文シリーズ。
恐竜がテーマの回は、小学生も多く参加するのだとか。
人気の講義はキャンセル待ちも
この日の講義は、電気通信大学の新竹純(しんたけじゅん)准教授をお迎えした、ロボットシリーズ「エキゾチックなロボットたち」。
多くの人が参加し、キャンセル待ちでの入場もあった人気ぶり。
ゴムのような素材で作るやわらかいロボット、食べられるロボット、植物の成長を駆動力としたロボットなど驚くべき発想や、それぞれの利点を分かりやすく説明。
翼をお米で作った飛行ロボットを映像とともに見せるなど、興味深いものばかり。
カイワレダイコンが成長し、伸びる力を使って動くロボットに、参加者の目はくぎ付けでした。
1時間の講義の後は、質問タイム。
参加者からの鋭い質問に、新竹先生が丁寧に答えていきます。
井上館長も参加し、終始和気あいあいとした雰囲気で終了しました。
学ぶ楽しさ、知る楽しさ
年間約40回行われるこの企画。
大変人気で、以前は電話の申し込みだったところ、現在ははがきとホームページからの応募で抽選になることも多いとのこと。
関心があれば、小中学生でも参加できます。
広報の小野さんは、「高校生・大学生などの、より若い世代に、今学んでいることと絡めてぜひ来てほしい。昨今さまざまなメディアからも知識を得ることができますが、質問から対話が生まれ深まっていく、対面ならではの講義の空気も感じていただけたら」と呼びかけます。
普段は聴けない、専門家の分かりやすい講義を受けられる貴重な機会。
バラエティーに富んだシリーズも非常に楽しく、好奇心と知識欲を満たせるのではないでしょうか。
大人が楽しむ科学教室
場所/千葉市科学館
住所/千葉県千葉市中央区中央4丁目5番1号、複合施設「Qiball(きぼーる)」内7階~10階
料金/要常設展示入館料(大人600円/高校生300円/小・中学生100円)
詳細・申し込み/
https://www.kagakukanq.com/otonagatanoshimu
問い合わせ
電話番号/043-308-0511
千葉市科学館(代表)