市販のルーなしで「クリームシチュ」のレシピ。ダマにならずに失敗知らず!
失敗しない!市販ルーを使わないクリームシチューの基本レシピ
調理時間:30分
市販ルーなしでも、失敗なしでお店のような絶品シチューが作れます。ホワイトソースを作るのがむずかしそう……と思うかもしれませんが、ひとつ一つの工程を丁寧におこなえば、ダマもできずなめらかに仕上がりますよ。
失敗を防ぐコツを参考に、ぜひ試してみてくださいね。
材料(3〜4人分)
鶏もも肉:1枚
玉ねぎ:1個
じゃがいも:2個
にんじん:1本
しめじ:1パック
ほうれん草:2束
バター(有塩):15g
固形コンソメ:1個
水:300cc
ローリエ:1枚
ホワイトソース
バター(有塩):20g
小麦粉:大さじ1と1/2杯
牛乳:200cc
作る前に要チェック!失敗を防ぐコツ
ホワイトソースがダマにならないようにするには?
ホワイトソースがダマにならないようにするには、あらかじめ小麦粉をふるっておくこと。そして牛乳を加える際は2〜3回に分けて少しずつ加え、その都度よくなじませるようにしましょう。
シチューがサラサラすぎる、またはドロドロすぎる
シチューがサラサラすぎてとろみが足りない場合は、加熱時間を追加し煮詰めてください。
小麦粉を足すとダマになるので加えないようにしましょう。ドロドロすぎる場合は、少しずつ牛乳を足してのばしてください。味が薄まった場合は、塩こしょうで調整しましょう。
作り方
具材のカットと下ごしらえをする
しめじは石づきを取り、大きめに割きます。 ほうれん草は水洗いしてから、5cm幅程度の大きさにざく切りします。
玉ねぎはひと口大に切りにんじんは小さめの乱切りにします。
じゃがいもはひと口大に切り水にさらしておきます。
鶏もも肉はひと口大に切り、塩こしょう(分量外)しておきます。
具材を炒める
フライパンを中火にかけてサラダ油(分量外)をひき、鶏もも肉を焼きます。
※そのままシチューを作るのでフライパンは大きめのものを使用してください。
両面に焼き色が付いたら金属トレーに取り出しておきます。
フライパンに残った油をキッチンペーパーで拭き取り、バターを加え、玉ねぎとじゃがいも、にんじんを炒めます。
コンソメで煮る
全体に油が回ったら、水と固形コンソメ、ローリエを加え5分ほど煮ます。
取り出しておいた鶏もも肉としめじを加えて蓋をし、具材がやわらかくなるまで中弱火で15〜20分ほど煮ます。
途中アクが出たら丁寧にすくってください。仕上がりが美しく、雑味のない味になります。
ホワイトソースを作る
小鍋を弱火にかけ、バターを溶かします。きれいに溶けてふつふつと泡立ってきたら、ふるった小麦粉を一気に加えます。
※テフロン製の小鍋を使うと焦げ付きにくく、きれいなホワイトソースができます。
ゴムベラや木ベラで常に混ぜながら小麦粉に火を通します。火加減は弱火にし、焦げないように気をつけながら5分ほど炒めます。ここでしっかり火を通すことで粉っぽさがなくなり、なめらかなホワイトソースになります。
牛乳を3〜4回に分けて少しずつ加え、その都度よく混ぜます。かたまりをほぐすように混ぜ、なめらかなペースト状にします。
軽くとろみがつくまで煮込みます。ゴムベラですくうと、すっと流れ落ちていきます。ダマのないきれいなホワイトソースができあがります。
ホワイトソースを合わせる
フライパンで煮込んでいた、にんじんやじゃがいもに火が通っているか確認します。
具材を煮込んだフライパンに4を2〜3回に分けて加え、全体に馴染ませます。
全体が均一になじんだら、ざく切りにしたほうれん草を加え2~3分しんなりするまで煮込みます。
最後に味をみて足りなければ塩こしょうで調整して完成です。
クリームシチューはルーなしでも作れる!
クリームシチューは、ホワイトソースから手作りすることで自分好みに調整できます。またクリームシチューをマスターすれば、グラタンやクリームコロッケなどホワイトソースで作るレシピにもアレンジ可能。
献立の幅がぐっと広がり一気に料理もワンランクアップできますよ。最初から最後まで自分の目で見て作るごはんは安心で、愛情たっぷり。ぜひ試してみてくださいね。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
ライター:稲吉永恵(野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ)