猫は『ぼっち飼い』がいい場合も…単頭飼育することのメリット3選 向いている猫のタイプも解説
猫を単頭飼育するメリット
1.猫がのんびり過ごせる
猫は単独で行動し、自分の縄張りを持つ動物です。単頭飼育なら、自分の縄張りには、自分と飼い主さんしかいないため、猫が気楽に過ごすことができます。
食事場所や水飲み場、寝る場所、トイレなど、他の猫を気にする必要がありません。ちなみに、多頭飼育で猫同士の仲がよくても、1~3mほどの距離がとれる方がストレスが少ないとされています。
2.飼い主さんとの信頼関係を作りやすい
多頭飼育では、飼い主さんは1匹ずつ信頼関係を作らなくてはならず、時間がかかってしまう場合があります。単頭飼育なら、じっくり猫の相手をしてあげることができるので、良好な関係を作りやすいです。
3.お世話が行き届きやすい
猫には、爪切り、耳掃除、ブラッシング、シャンプーなどのお手入れが必要です。食事管理、トイレの掃除、遊びなど毎日しなければならないお世話もあります。
お世話をしながら猫の体調に異変がないかをチェックすることも必要です。飼育している猫の数が多いと1匹にかけられる時間が短くなってしまうことがありますが、単頭飼育であればお世話に時間をかけることができます。
単頭飼育が向いている猫
警戒心が強い、怖がりな猫
同居猫がいると遊び相手になったり、飼い主さんが留守中の寂しさが減ったりするメリットがあります。
しかし、猫が警戒心が強かったり、怖がりだったりすると、他の猫との暮らしがストレスとなってしまうのです。ストレスが原因で体調を崩してしまう場合もあります。
高齢の猫
猫は高齢になると静かに過ごす時間が増えてきます。遊び盛りの子猫や若い猫を迎えた場合、先住の高齢猫との体力差で疲れてしまったり、ゆっくり休めないことでストレスを感じてしまったりすることがあります。
特に、ずっと単頭飼育だった高齢猫の場合、新入り猫の存在や環境の変化によってストレスが大きくなってしまうおそれがあります。
未去勢のオス猫
未去勢のオス猫は縄張り意識から他の猫とけんかをすることが多く、多頭飼育では、縄張りを巡って同居猫とけんかになってしまう可能性があります。けんかでけがをしたり、自分も相手も大きなストレスを抱えてしまったりすることがあります。
まとめ
猫を1匹だけで飼育すると、猫が自分のペースで落ち着いて生活できたり、飼い主さんがお世話をしっかりできたりするメリットがあります。同居猫と仲良くする姿も可愛いですが、猫のタイプによっては単頭飼育の方が適しているケースもあります。先住猫がいる場合は、先住猫の性格やタイプなどを考慮して単頭飼育か多頭飼育か決めましょう。