最近よく広告で見かけるフードデリバリー「ロケットナウ」を使ってみたら、送料・サービス料だけじゃなかった!
コロナ禍でフードデリバリ―を多用した人は多いと思う。私(佐藤)もその1人で、外出自粛を求められた時期は毎日のように使っていた。だが、今ではほぼ使うことがなくなった。配達員の姿を見かける頻度も一頃より少なくなり、すっかり下火になった感はある。
そんな中で、最近あらたなフードデリバリ―の広告をよく目にするようになった。そのサービス「ロケットナウ」は送料・サービス料が無料で、お店と同一価格で商品を注文できるというのだ。家や会社にいながら、店と同じ価格で注文できるっていいね! ってことで早速使ってみた。
・最低注文価格
ロケットナウの運営元は韓国企業の「クーパン」の日本法人である。2025年1月に東京でサービスを開始し、現在千葉・神奈川・埼玉、西日本では大阪でもサービスを開始している。
一般的にフードデリバリ―は販売手数料・送料・サービス料で運営がまかなわれているのだが、ロケットナウは販売手数料のみで運営をまかなっているため、利用者は送料・サービス料を負担せずに済む。利用する側からすると、それらの料金を払わず済むのは助かるんだけど、本当に大丈夫なの? 気になったので利用してみることにした。
注文は他のサービスと同じく、スマホのアプリから行う。インストールして起動すると、取り扱い店舗がズラリと並んでいる。パッと見た感じ、ウーバーや出前館よりも店舗数は少なそうではあるが、それでも選ぶのに十分な数はありそうだ。
このサービスの最大の魅力は「お店と同価格」で注文できること。そこでさっそくお店と同価格でメニューを出しているお店をチェックする。
もしかしてハンバーガー1個から、お店と同じ価格で注文できたりするの? と思いつつ、バーガーキングのページを見ると、さすがに1個からのオーダーはムリだった。最低注文価格が1200円に設定されているからだ。
まあ、当然だよね。400~500円のハンバーガー1個を届けていたら、赤字になっちゃうものな。
・ウェルカムクーポンでさらに安くなった
いろいろなお店のメニューを見比べて、今日はバインミーを食べることにします。それでオーダーしようとしたところで、会員情報の登録画面に移動。まずは電話番号・LINE・Googleアカウントのいずれかで認証することになる。
電話番号で認証をして、続いて会員情報の入力。ちなみに初期設定で入力されている名前とメールアドレスはダミーだ。それらの情報を入力したら、利用規約・位置情報の取得・プライバシー通知などの内容を確認して、同意にチェックする。
その上で、ようやくメニューに戻って注文。希望の商品をカートに入れ、さらに住所地の正確な情報を入力する。
送料は無料だが、250円支払ってオプションの「優先」を選択することも可能だ。それを選ぶと、今回のオーダーの場合は5~7分短縮できるらしい。それほど時間に差がないので、今回はスタンダードで注文する。なお、スタンダードの場合は、配達員が近くの配達先に立ち寄る場合があるようだ。
支払い金額を確認すると、今回は初めての利用なので、ウェルカムクーポンで468円お得になる。しまったなあ、これが適用されるのであれば、もっと高い商品を注文すべきだった……。
支払い情報等入力後に注文完了。すると、地図と到着予定時間が表示された。頼んだお店は思った以上に近かったようだ。さて、あとは待つのみ。
地図を見ていると、商品が調理中の間に、画面上に配達員(ドライバー)のアイコンが登場した。この人が届けてくれるんだね。安全運転でお願いします!
そうして、おおむね予定時刻に商品到着! 今回は「ベトナムのチャーシュー バインミー」(税込870円)と「練乳コーヒー(ホット)」(税込690円)を頼みました。クーポン適用で1560円が1092円になりました。
送料・サービス料無料で、無事に商品を受け取ることができて満足! バインミーの味もよかったです。
この先、対象エリアが広がり、取り扱い店舗が増えていくと、送料・サービス料無料が当たり前になるのかも。利用者にとって、このメリットは大きいだろう。そうすると、ウーバー一強時代は終わるのか!? 今後の展開が気になるところである。
参考リンク:ロケットナウ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24