【あす4日から低気圧が大暴れ】荒天と湿ったドカ雪に警戒を 北海道の天気予報/2025年2月3日更新
北海道のあす2月4日(火)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
あす2月4日から低気圧が大暴れ
きょう3日割合穏やかな天気でしたが、あす4日から低気圧が大暴れしそうです。
低気圧が風くんと雪だるまくんを連れてやってきて、汗をかくほど大暴れしています。その熱気で気温は上がりますが、雪や風が強まって大荒れになります。湿ったドカ雪にも警戒してください。
4日(火)と5日(水)の予想降雪量です。
4日は東風に乗って雪雲がやってくるため、東側が雪の中心です。30センチ以上の紫色のエリア、道東や上川南部、道北の一部や道央の山沿いと広い範囲です。特に十勝地方では60センチ前後のドカ雪です。
5日は西風に変わって、上川や留萌など日本海側の多いところで50センチです。猛吹雪や湿った大雪による停電や車の立往生に備えましょう。札幌の山沿いでも、4日・5日でそれぞれ20センチくらい降りそうです。
2月4日の北海道の天気と気温
4日の天気と気温です。
湿った雪が降ります。風が強まり、道南や後志地方では高波にも警戒して下さい。
気温は3月並みで、特に最低気温は3日朝より大幅に高くなります。
オホーツクの紋別ではおととい1日(土)、陸地から流氷が初めて見られる流氷初日となりました。今週は風が強く、流氷の動きが激しくなりそうです。
では、あす4日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
湿った雪が降り、道央や胆振、日高の山沿いでは30センチくらいの大雪です。札幌市内の山沿いでも大雪のおそれがあります。江差など檜山地方では朝から暴風を伴うでしょう。
道北・空知です。
稚内は猛吹雪に警戒して下さい。富良野など上川南部も大雪のおそれがあります。深川では雪は弱いですが、午前中は暴風の吹くおそれがあります。
道東・オホーツク海側です。
道東は昼頃まで大雪に警戒が必要です。根室など海岸部はふぶくでしょう。オホーツク海側も雪が降り、枝幸では30センチ以上の大雪のおそれがあります。
2月4日からの北海道の週間天気予報
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
日本海側を中心に雪の日が続きます。特に木曜日にかけて大雪や猛吹雪となって、荒れた天気が長く続くおそれがあります。
つづいて、太平洋側です。
道南方面では木曜まで吹雪や高波が続きます。千歳は雪が降っても、極端な大雪になる可能性は低いでしょう。道東は水曜日以降晴れそうです。
2月4日の札幌の朝昼晩の天気
4日の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
朝からプラスの気温で、湿った雪ですね。
傘をさしていますが、風もあるのでフード付きの上着でも良さそうです。路面は場所によってザクザク・ツルツルと変わりやすいです。
4日朝にかけて山沿いを中心にまとまった雪になりそうです。車の立ち往生に備え、スコップを積んでおきましょう。
雪の情報は、HBCのホームページの「もんすけ雪かき予報」でもご紹介しています。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※3日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU