ヴェノム、ついにラップする ─ バスタ・ライムスとコラボでキレキレのフロウ
映画『ヴェノム』シリーズといえば、ヒップホップやラップと縁深い。2018年のシリーズ第1作では、あのエミネムによる主題歌『Venom』が起用され、エンドロールで観客の頭を揺らした。続編『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021)でも、エミネムがフィーチャリング参加したスカイラー・グレイの『Lat One Standing』がテーマソングとなっている。
そしてシリーズ完結編として登場する『ヴェノム:ザ・ラストダンス』では、満を持してヴェノムがラップを披露だ。これが実現したのは、エナジードリンクの「モンスター」とのコラボCM。ラッパーのバスタ・ライムスがモンスターをお供にスタジオでレコーディングを行っていたところ、その背後を駆ける黒い影。正体はヴェノムで、バスタ・ライムスの手元にあったモンスターをこっそりと奪い去る。
「俺のエナジー・ドリンクはどこ行った?」とバスタ・ライムスが気付くと、ヴェノムは勝手にレコーディング・ブースに入って録音を開始。缶のプルタブを開け、一気に飲み干すと、ヴェノムのアーティスティックな一面が覚醒。キレキレの早口ラップを繰り出すと、「コイツは誰だ?」と訝しんでいたバスタ・ライムスも唸らせる。
「いいじゃん、いいじゃん」とバスタ・ライムスが関心していると、そこにトム・ハーディによるエディが現れる。「お前は誰だ?」「大ファンです」「あれは何だ?」「何て言うか、その……、野生を解き放ちたくて」。
“野生を解き放つ(Unleash the beast)”は、モンスター・エナジー・ドリンクのキャッチコピーだ。ヴェノムのラップは音声にエフェクトがかけられているが、声質やフロウの調子から、バスタ・ライムスによるものと見て間違いないだろう。
『ヴェノム』シリーズ完結作『ヴェノム:ザ・ラストダンス』は2024年10月25日(金)26日(土)27日(日)Filmed for IMAX®、Dolby Cinema®にて先行上映(字幕版)。11月1日(金)全国公開。Filmed for IMAX®/Dolby Cinema®/Dolby Atmos®/ScreenX with Dolby Atmos®(全て字幕版のみ)、2D/MX4D®/4DX/ULTRA 4DX/ScreenX(字幕版/日本語吹替版)。