沖縄の定番ダイビングスポット<青の洞窟>周辺で見られる魚3選 少し変わった特徴あり?
沖縄と言えば、オーシャンブルーとも呼ばれる海が綺麗なことで有名です。しかし沖縄の天候は不安定で、せっかく旅行に行ったのに曇りだったなんて経験がある人もいるかと思います。
天候に左右される面もありますが、天候が多少悪くても、沖縄の海を存分に楽しめる選択のひとつにダイビングがあります。
ライセンスを持っていないという人も、体験ダイビングなら初心者でも海に潜ることが可能。ライセンス保持者より自由度は低くなりますが、インストラクターが丁寧にリードしてくれるので、海の世界を十分満喫することができるのです。
沖縄の海はサンゴ礁が多く、沢山の熱帯魚や色鮮やかな魚が多く生息しているため、海の中はとても美しく魅力的な光景が広がっています。
沖縄のダイビングで人気ナンバーワンの<青の洞窟>
沖縄にあるダイビング・シュノーケリングの体験スポットの中で、定番なのは「青の洞窟」です。
沖縄県恩納町の真栄田岬にあり、水中の青く美しい空間に洞窟の入り口から光が差し込んでおり、壮大な景色を堪能することができます。
実際に現地を訪れてみると、海面からは想像もできないような海の輝き・美しさに、言葉を失うほどの感動がありました。
天然の洞窟で、入り口から差し込む太陽光の反射によって水面が青く輝いていることからつけられたその名がつけられました。イタリアのカプリ島にある「青の洞窟」は世界的な名所ですね。
水中に広がる魚とサンゴ礁は水族館よりも美しい?
青の洞窟周辺はサンゴ礁が多く、海の透明度も高いため、色鮮やかな魚とサンゴ礁の組み合わせがとても魅力的でした。
特に感動したのは、水族館で見ているような光景の中を自分で泳いで、海の世界と一体になっている感覚を経験できたことです。
魚たちと一緒に泳ぐなど全身を使ってリアルな海の世界を感じられたのは、とてもいい経験でした。
沖縄の海で初めて見た魚たち
青の洞窟は全体が暗くなっているため、どのような魚がいるのかはしっかりと見ることができませんでした。
ですが、青の洞窟周辺には少し変わった魚たちがいます。
サンゴ礁の粘膜で寝る<ハゲブダイ>
ハゲブダイはスズメ目ベラ亜目ブダイ科の魚です。オスは青く中心が黄色がかっているという見た目に対し、メスは赤茶色で中心が灰色と、性別によって異なる見た目をしています。
ハブクラゲの面白いところは、「寝袋で寝る」という特性があるところです。寝袋とは、サンゴ礁に隠れて寝る時に身体から出す粘膜のこと。この粘膜によって敵から身を守っているようです。
強靭な歯を使い攻撃<ゴマモンガラ>
ゴマモンガラはモンガラカワハギ科の魚です。日本でも広い地域で確認されています。
縄張り意識の強いゴアモンガラは、強靭な歯を使い攻撃をしてくる凶暴な性格をしています。特に繁殖期の6月から8月にはとても攻撃的になるため、ダイビングをする人に恐れられている魚です。
ヒレには毒があるので注意<ヒメアイゴ>
ヒメアイゴはスズキ目ニザダイ亜目アイゴ科の魚で、琉球列島で漁獲されています。沖縄では美味しく食べられている魚です。
特徴として美しい黄色のヒレで体は銀白色に輝いているので、水中で見かけるととても綺麗です。しかし、ヒレには毒があるので注意が必要です。
体験ダイビングで楽しもう!
ダイビングでは、自由に魚と一緒に泳ぐなど、水族館では得られないリアルな海の世界を体験でき、旅の思い出をより特別にしてくれます。
興味があっても、泳げなくても大丈夫か……、ライセンスがなくても楽しめるか……と不安な人もいるかと思います。しかし、体験ダイビングはインストラクターの人がリードしてくれるので、資格がなくても、泳ぎに不安があっても大丈夫です。
筆者が初めて経験した際も、インストラクターの指導で基本的なハンドサインを覚えて、潜っている間も補助をしてもらいながら楽しむことができました。
潜っている間と陸地に上がった時で体の重さを何倍にも感じて、足をプルプルさせながら車まで歩いたのはいい思い出です。
(サカナトライター:nasu阿部)