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攻守で相手圧倒も…静岡学園がPK戦で敗退 県民からは「嫌な予感が…」、「何連敗なんだ」

Shizuoka

静岡学園サッカー部のエンブレム(公式Instagramより)

■静岡学園が準々決勝で東福岡に敗戦 県勢5大会連続でPKの壁

第103回全国高校サッカー選手権の準々決勝が行われ、静岡県代表の静岡学園は福岡県代表の東福岡にPK戦で敗れた。静岡学園は昨年に続いてPK戦で敗戦。静岡県勢は5大会連続でPK戦に勝利できず、静岡県民からは「何連敗なんだ」といった落胆の声が上がっている。

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静岡学園は相手を攻守で圧倒した。東福岡のシュートを1本に抑え、枠内にシュートを飛ばすことさえ許さなかった。攻撃では華麗なパスワークやドリブル突破で相手を崩し、決定機も何度かつくった。だが、ゴールが遠かった。

0-0のまま試合はPK戦へ。静岡学園は4人目のキッカーを務めたDF野田裕人主将と6人目のFW乾皓洋選手が枠を外し、準々決勝敗退が決まった。今大会は4試合で1点も許さなかったが、またも“鬼門”のPK戦を突破できなかった。

静岡学園は前回大会も2回戦で広島国際学院にPK戦の末、敗れている。静岡学園が優勝した第98回大会以来、5大会連続で静岡県の代表校はPK戦で姿を消している。静岡県民からは次のようなコメントが上がった。

「PKになった時点で嫌な予感がした。優位に試合を進めていた静学の選手たちはPKになって表情が暗かったが、同点でしのいだ東福岡の選手は対照的に喜んでいた」

「東福岡は初戦をPKで勝ち上がっているので静学よりも精神的にアドバンテージがあった。静学はPKに入る前に試合を決めたかった」

「またPK負け。静岡県のチームは何連敗なんだ。運が悪いでは片づけられない」

PK戦は“時の運”とも表現される。だが、決めなければいけない状況でも普段通りのキックができるかどうかは1つの技術とも言える。PK戦を想定して普段から練習時間を設けるチームも少なくない。

静岡学園が優勝候補にふさわしい力を持ち、観客を魅了するサッカーを披露したのは間違いない。だが、負けたら終わりのトーナメント、延長戦なしのPK戦で頂点まで駆け上がるにはクリアしなければいけない課題がある。

(SHIZUOKA Life編集部)

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