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潮干狩り上級者が本気で東京湾のホンビノス貝を狙ってみた【江戸川河口】大型37個にアサリも好調

TSURINEWS

4月末の大潮の日、江戸川河口のホンビノス貝ポイントに行ってきました。当日は大型ばかり37個をゲット!アサリが順調に育っていることも確認できました。当日の様子をレポートします。

三番瀬で本気の潮干狩り

「晩のおかず分が採れれば」「明日、筋肉痛にならない程度に」ではなく、この日は後先考えずに「本気の潮干狩りの日」と決め込み、ホンビノス貝のポイントに乗り込みました。

「本気」ということで、当初は誰からの支配も影響も受けない“ソロ潮干狩り”の予定だったのですが、急遽友人も参戦することに。

とはいえこの友人、筆者とともに10年以上三番瀬のホンビノス貝を追ってきた達人。まさに「本気潮干狩り」の相方として申し分なし。

朝、我が家に迎えに来てくれた彼の車には、何も言わずとも大型クーラー(35リットル)が積まれていました。こうなると、完全にレジャーの一線を越えてしまいます。

大型のクーラーボックス持参(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

持ち込んだ道具類

網付き熊手、ゴム製軍手(予備も含む)、専用ネット。ラッシュガードや帽子といった装備に加え、日焼け止め対策も万全に。さらに友人は、安全対策として軍手の下に指サックも装着していました。

当日の装備(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

また、緊急時には浮き袋にもなる防水バッグを持参。中には財布やスマホのほか、タオル、飲み物、日焼け止めクリームも。ホンビノス貝のポイントは膝くらいまで水に浸かり、一度始めると3〜4時間ぶっ通しになることもあります。さらにアカクラゲやアカエイがいる場所でもあるので、準備は万全に。

うん、これで思いっきり「漁」に打ち込めます!

防水バッグと日焼け止めクリームも持参(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

西はハマグリ/東はホンビノス

2025年の江戸川河口では、西側で珍しくハマグリが採れるとのことで、たかはし遊船の渡船が満員のお客さんを連れてポイント付近に来ていました。実は2週間前、筆者もこの渡船にお世話になり、大粒ハマグリを27個採ってきたばかり。

西側はハマグリ祭り(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

「また同じ場所でもいいかな」とも思いましたが、それ以上に東側のポイントが気になっていたため、今回はそちらを選択。友人と「ホンビノス100個と、あわよくばハマグリも!」と意気込み、牡蠣殻が多く散らばる東側を探ります。

東側はホンビノス貝を狙える(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

しかし、ハマグリはおろか、大漁を誓ったホンビノス貝もなかなか現れません。そんなとき、友人が一言。「深いところにいるよ!」。確かに水は冷たく、浅場にはまだ来ていないようでした。

深場を探っていく(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

深場に潜むホンビノス

友人の言葉通り、やや深めの場所を探ると、黒っぽい大型の個体が徐々に姿を現し始めました。

黒い個体が多かった(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

中にはサルボウガイも混じっており、見極めも重要。とはいえ、「広く浅く」ではなく「広く深く」探る必要があるため、この日の潮干狩りは効率が悪く、疲労感も2倍……いや、3倍以上。

サルボウガイも混じった(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

冷たい水と、途中から強まった南風に苦戦しつつも、ワークマンで購入したというウェーダーが体をしっかり守ってくれたのが救いでした。

結果は大型ホンビノス貝37個

「本気の潮干狩り」を始めて2時間半。南風によって潮が早めに満ちてきたタイミングで、この日の採取を終了することに。ホンビノス貝は37個と数こそ振るわなかったものの、そのほとんどが大型ということで、まずまずの達成感!

さらに、サルボウガイを2個、アサリも26個持ち帰ることができました。

余談ですが、アサリに関しては深場で親指の爪ほどの幼貝が多く確認できたため、これから夏にかけての成長と、それを狙ってやってくるアカニシ貝にも大いに期待できそうです。

ちょうど良い数が採れた(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

次回は“100個超え”なるか?

「次回こそはホンビノス100個以上を!」と心に誓いつつも、4人家族の我が家にとっては、今回の収穫がちょうど良い量だったのかもしれません。筋肉痛と引き換えに得た、満足度の高い潮干狩りでした。

次回はこのネットをいっぱいにしたい(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

<尾崎大祐/TSURINEWSライター>

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