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犬が運動できる室内での遊び

お天気が悪いとき、飼い主の体調が優れないとき、愛犬が高齢になったときなど、お外で運動することができないことがありますよね。

そんなときは、犬が運動できる室内での遊びを活用して、運動不足や体重増加を防ぎましょう。肥満や病気の予防にもなります。

お外で十分な運動ができている犬にも、犬が運動できる室内での遊びは、飼い主とのスキンシップやコミュニケーションに役立てることができます。ストレスの発散にもなるでしょう。

1.おもちゃの引っ張りっこ

犬が運動できる室内での遊びの定番は、おもちゃの引っ張りっこです。

おもちゃの引っ張りっこは、犬の狩猟本能を刺激することができる遊びです。また、手足にグッと力を入れて踏ん張るため、筋力の強化や維持にも役立てることができます。

筋力に衰えのあるシニア犬と引っ張りっこするときは、犬が転倒したり怪我を負ったりすることがないよう、注意しましょう。

また、犬の歯茎を傷つけたり、歯が欠けたりすることがあります。引っ張りすぎに注意し、犬がヒートアップしてしまったときは、遊びを中断するようにしましょう。

引っ張りっこが好きな犬には、ぜひ犬用のロープのおもちゃを用意してあげましょう。太さや長さも様々にありますので、いろんな遊び方を楽しみながら室内で運動することができます。

ロープのおもちゃは、タオルや靴下など、今お家にあるものを使って手作りすることもできます。

2.おやつ探し

犬が運動できる室内での遊びには、おやつ探しがあります。

室内におやつを隠し、犬に探してもらう遊びです。犬の狩猟本能を刺激することができ、探索することの楽しさや、獲物を見つけたときの喜びを味わうことができます。

初めて遊ぶときは、ケージやベッドの中など、犬が見つけやすい場所におやつを隠します。おやつを隠す様子を犬に見せても大丈夫です。

少し難易度を上げて、リビング全体のどこかにおやつを隠します。最終的には、お家全体のどこかにおやつを隠し、お家の中をウロウロと歩き回ることで、より長く運動ができるようにしてもOKです。

キッチンや階段など、犬にとって危険のある場所には立ち入ることがないよう、ペットゲートを置くなど対策してから遊びましょう。

また、犬が拾い食いや盗み食いをすることないよう、遊びに使うおやつ以外の食べ物は、引き出しや戸棚にしっかりしまっておきましょう。

3.持ってきて遊び

犬が運動できる室内での遊びには、持ってきて遊びがあります。

飼い主がおもちゃを投げ、犬が追いかけ、口にくわえて持ってきて、飼い主に渡す。単純なように思えて、犬と飼い主との信頼関係が試される遊びでもあります。

追いかけることはできるけど、口にくわえて持ってくることができず、結局は飼い主が取りに行く、なんてこともよくあります。

口にくわえて持ってくることはできるけど、なかなか飼い主に渡そうとせず逃げ回る、なんてこともあるあるです。

おもちゃを飼い主に渡すことができるということには、拾い食いや誤飲誤食の予防ができるということでもありますので、運動しつつ、遊びながらトレーニングしてみてくださいね。

犬が口にくわえたおもちゃを無理やり取ろうとすると、おもちゃへの執着心を強めてしまたり、犬が怪我をしてしまったりすることがありますので注意しましょう。

4.脳トレ

犬が運動できる室内での遊びには、脳トレがあります。

犬が喜ぶ脳トレには、中に入れたおやつが飛び出てくるおもちゃを活用するのがおすすめです。犬がおもちゃを転がすことで、中からおやつが飛び出してきます。フードを使ってもOKです。

上手く取り出すことができず、おもちゃごと丸飲みしようとする犬もいますので、注意が必要です。初めて遊ぶときは、愛犬の様子を見守りましょう。

老犬や運動制限のある犬の運動不足の解消におすすめの室内での遊びです。若く元気で健康な犬にも楽しんでもらうことができる遊びなので、雨の日の室内での遊びに取り入れてみてくださいね。

まとめ

犬が運動できる室内での遊びを4つ解説しました。

✔おもちゃの引っ張りっこ
✔おやつ探し
✔持ってきて遊び
✔脳トレ

お散歩することや外で遊ぶことが大好きな犬にとって、外に出ることができない雨の日、暑い日、雪の日は退屈なものですよね。

退屈させることがないよう、ストレスを溜めることがないよう、スキンシップやコミュニケーションも兼ねて、室内での遊びを取り入れてみてくださいね。

(獣医師監修：寺脇寛子)