公約の副市長4人制と政策アドバイザー導入を断念 「任期中の実現困難」 中川幹太上越市長
新潟県上越市の中川幹太市長は2024年10月30日、公約に掲げていた副市長4人制と政策アドバイザー導入について「残りの任期を考慮すると実現困難」と述べ、来年11月までの任期中の実現を断念する考えを明らかにした。
《画像:任期中の実現を断念する考えを明らかにした中川市長》
副市長4人制と政策アドバイザーについて中川市長は、公約実現のために不可欠な制度と位置付けている。就任直後の2021年12月の市議会に提案したが否決されている。
30日の定例記者会見で中川市長は「議会や市民になかなか理解されず、私も説明しきれなかった」と説明。導入を断念した場合の市政運営については「大きな影響はない」として、任期満了まで現行の2人の副市長のまま続けるとした。
ただ、記者から「完全に諦めたのか」と問われると「そこまで考えが至っていない。またこれから考えたい」と答え、2期目については「今は目の前の課題に適切に対応していく。その先については今のところまだ考えが及んでいない」と述べた。