「IT/イット」新作「ウェルカム・トゥ・デリー」初予告編に殺人ピエロ・ペニーワイズ出現
スティーヴン・キングの傑作ホラー小説に基づく映画『IT/イット』シリーズの前日譚ドラマ「IT/イット:ウェルカム・トゥ・デリー(原題)」より、待望の予告編が公開された。ビル・スカルスガルド演じる殺人ピエロ、ペニーワイズの狂気と恐怖がじわじわと伝わってくる。
予告編は、雪が舞う寒々しい夜の道路で、ひとりの少年がヒッチハイクする場面でスタート。車に乗った親切な家族に行き先を聞かれた少年は、「デリー以外ならどこでも」と答え、不穏な空気を漂わせる。
ドラマの舞台は1962年。メイン州の町デリーでは、子供が次々と行方不明になる事件が発生していた。この不可解な出来事に対し、地元の子供たちのグループは「殺人ではないか」と疑い始める。一方、町に越してきたばかりの家族も異変に気付き、警戒を強めていく。
湖で少年の溺死が示唆されるなか、子供たちは「僕たちの見たものを信じてくれない」「デリーには異常な出来事の歴史がある」と語り合いながら、独自に調査を進めていく。しかし警察に呼び出され、事件に関わるなと警告されてしまう。警察をはじめ、町の大人たちもどこか不気味な雰囲気がある。
Photograph by Courtesy of HBO
やがて、パイプの中からは狂気じみた笑い声が響き、スーパーや映画館でも奇怪な現象が立て続けに発生。そして最後には、下水道の奥にペニーワイズのシルエットが現れ、子供たちに忍び寄る恐怖の始まりを予感させる……。
本作は、映画2部作を手がけたアンディ・ムスキエティ&バルバラ・ムスキエティ、『IT/イット』第2作のプロデューサーを務め、リッチーのマネージャー役も演じたジェイソン・フックスが企画・開発。ショーランナーはフックス&『エクスティンクション 地球奪還』(2018)のブラッド・ケイレブ・ケインが務める。ペニーワイズ役のビル・スカルスガルドは、アンディ&バルバラ、フックスらと共に製作総指揮にも名を連ねる。
「IT/イット:ウェルカム・トゥ・デリー(原題)」は2025年秋に米HBOおよびHBO Maxで放送・配信予定。