「せきざわ」蕎麦粉100%の”生粉打ち”など、自家栽培の玄蕎麦で打つそばを求めて全国から客が訪れる名店【信州そば-長野エリア】@長野県・小布施町
自家栽培の玄蕎麦で打つ美味なそばを味わいに
北信濃くだもの街道沿いに建つ、全国的に名を知られるそば処「せきざわ」。群馬県で蕎麦の道を歩み始め、30余年前に小布施へ移り、同店を開業。その味を求め、行列ができることも多い名店です。
玄蕎麦は、店主の故郷でもある栄村で100%植物性堆肥の無農薬で自家栽培するなど、理想の味を追求するのに余念がありません。手刈りをし、畑で完熟させてから天日干し。皮を剥いてから店にある石臼で製粉するのだが、風味の良さを感じられるようにと、挽くのはその日に使う分量だけ。趣向を凝らした三種の品が同時に味わえる"せいろ三枚”で一人前の「三昧そば」や、生粉打ちと、季節の食材と更科を合わせた変わりそばの後に、温かい鴨南蛮が提供される「茜三昧」など、人気の品がそろいます。
旨いそばが心を満たす 異なる三種の味わい
蕎麦粉100%の「生粉打ち」(上)、季節の食材を更科に打ち込む「変わりそば」(下左)、丸抜きを粗く挽いて少量の小麦粉で打つ「あら挽き」(下右)を順に。
「三昧そば」1,500円
「三昧そば」の一品。お抹茶と更科の合わせ打ち、湿度の高い梅雨の時期限定の変わりそば「さつき蕎麦」。
小皿にすくっていただく「そばがき」1,150円。
【お品書き】
◆ もりそば…900円
◆ 茜三昧…1950円
◆ 鴨焼き…1650円
◆ そばがき…1150円
◆ 季節のそば菓子…400円
春先に芽吹く新緑を思わせる、鮮やかな萌木色の皮をまとう蕎麦の実。深みある味わいを引き出すために天日干しをするなど手間ひまを惜しみません。
無垢の木をふんだんに使った温もりある店内。居心地がいいカウンター席も用意。
※この記事は「信州のうまいそば」(2025年4月27日発売)に掲載されたものです。通信販売はこちら。
せきざわ
●住所
長野県上高井郡小布施町中松872-9
●電話
026-247-5652
●営業時間
ランチ 11:30~14:20LO
ディナー17:30~19:20LO ※夜は完全予約制
●定休日
水・木曜、火曜夜
●席数
29席
●駐車場
10台
●HP
http://soba-sekizawa.com/