「キッチンシンク」の隠れカビが溜まりやすい“3つの場所”「カビだらけだった」「見落としてた…」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。ぱっと見た感じは汚れていなくても、キッチンシンクには“隠れカビ”が潜んでいる可能性があります。そこで今回は、カビの温床になりやすいスポットをご紹介。意識的に掃除をすると、より清潔なキッチンシンクをキープできますよ。
1.排水トラップの中
普段はゴミ受けやふたで隠れている「排水トラップ」。しかし、部品をすべて外してみると、悪臭とぬめりでひどく汚れているパターンは“あるある”です。
排水トラップの中にはつねに水があるため、カビが好む環境が整っています。ぬめりやカビを放置すると、悪臭と汚れがより頑固さを増しますので、こまめな掃除を心がけましょう。
キッチン泡ハイターや重曹を使うと、「かける→こする→流す」だけで簡単に汚れを撃退できますよ。
2.シンクと台の間
シンクと台のちょうど間にあたる部分は、汚れがごっそり溜まりやすい要注意スポット。食器洗いや手洗いのときに水がはねたり、飛び散った洗剤が蓄積して汚れます。特にキッチンの手前側は死角になるため、いつの間にかカビが生えることも……。
シンクと台の間にある凹み部分は、つまようじと中性洗剤を使って、溝に入り込んだ汚れをかき出すとキレイになりますよ。
3.水切りかごの下
盲点になりやすいのが、水切りかごの下の部分。水切りかごを置きっぱなしにしていると、トレーの裏や足の部分にぬめりやカビ汚れが溜まりやすいです。
シンクと接触している部分があると、水や汚れが蓄積してカビが生えるケースも少なくありません。水切りかごは定期的にお手入れをして、長期間置いたままにしない習慣をつけましょう。
月に1回は徹底的にお手入れを
キッチンシンクをこまめに掃除していても、汚れを見逃してしまうのは仕方がありません。大事なのは、汚れをそのままにしないこと。
1ヵ月に1回は、水切りかごやスポンジラックもすべて移動して、キッチンシンクをまるごと隅々まで掃除する習慣をつける。これを継続すると、頑固なカビは生えづらくなりますよ。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア