「夏目アラタの結婚」試写会レビュー|死刑囚との心理戦から目が離せないベストセラーコミックが実写映画化
連続殺人事件の死刑囚に結婚を申し込むことから始まる獄中サスペンス「夏目アラタの結婚」が9/6(金)に全国公開!累計発行部数240万部のベストセラーコミックの実写映画化は、原作ファンだけでなくセンセーショナルなテーマが早くも話題を集めています。死刑囚に翻弄される人々や心理戦など、今までにない斬新なサスペンスをお見逃しなく!
今回は公開に先駆け、試写会に参加したSASARU movie編集部が見どころをレポートします。
「夏目アラタの結婚」の気になるストーリー
元ヤンで児童相談員の夏目アラタ(柳楽優弥)が切り出した、死刑囚への“プロポーズ”。その目的は、“品川ピエロ”の異名をもつ死刑囚、品川真珠(黒島結菜)に好かれ、消えた遺体を探し出すことでした。毎日1日20分の駆け引きに翻弄されるアラタは、やがて真珠のある言葉に耳を疑います。
「ボク、誰も殺してないんだ。」
プロポーズからはじまった、予想を超える展開。
日本中を震撼させる2人の結婚は、生死を揺るがす<真相ゲーム>の序章にすぎなかったのです。
漫画大賞を受賞したベストセラーコミックが実写映画化
「次にくるマンガ大賞 2020」U-NEXT特別賞コミックス部門を受賞したベストセラーコミック『夏目アラタの結婚』が待望の実写映画化!
黒島結菜が演じる真珠のゾクッとするような怖くてかわいい雰囲気はコミックそのまま!真珠の歯並びの再現度も原作ファンを唸らせる演出です。
どこまでが真実なのか?死刑囚の証言
1審で黙秘を貫いていた真珠がアラタのプロポーズを受けて事件の真相を語り始めます。裁判での真珠の証言は、どれもリアリティがあり、傍聴人さえも話に惹き込まれてしまいます。そして、アラタをはじめ、弁護士、検察官、裁判官さえも翻弄されてしまうことに...。時より見せる笑顔、そして涙と様々な表情を見せる真珠は、会うたびに別人のように印象が変化します。人を操ろうとする頭の回転の速さ、心を揺さぶる話術は、本当は無罪なのではないかとさえ思えてしまうほど...。
死刑囚・品川真珠と夏目アラタの心理戦から目が離せない!
アラタが真珠と面会できるのは1日20分。その中で真珠はアラタを翻弄し、揺さぶっていきます。「ボクは誰も殺してないんだ」という言葉から始まり、数々の証言がアラタを混乱させます。アラタと真珠の真相ゲームは言葉だけでなく視線や動きなどひとつひとつが見逃せません。
面会を繰り返すうちに、駆け引きでは真相にたどり着かないと感じたアラタは死刑囚としてではなく、人間として真珠と向き合うことを決意します。
なぜ真珠は、アラタに興味を持ち結婚することを了承したのか...。真珠の目的、そして死刑囚になったワケが次々と明らかになり、様々な伏線を回収した時、見えてくる真実とは?目が離せない2人の心理戦にも注目です。
死刑囚に翻弄される人々
アラタのほかにも担当弁護士の宮前光一(中川大志)やアラタの同僚・桃山香(丸山 礼)も真珠の証言に振り回され、翻弄されていきます。
少女のような話し方をする日もあれば、興奮し狂暴になる様子を見せるなど、その二面性にはゾクっとさせられます。真珠の無罪を信じる弁護士に涙を見せ、頼み事をする様子や同僚の香を呼び出して面会するシーンなど、相手を探り、思い通りに動かそうとする頭脳明晰な一面も...。
作品情報
タイトル:夏目アラタの結婚
公開日:2024年9月6日(金)
原作:乃木坂太郎「夏目アラタの結婚」(小学館ビッグコミックスペリオール刊)
監督:堤幸彦脚本:徳永友一
主題歌:「ヴァンパイア」オリヴィア・ロドリゴ(Universal International)
出演:柳楽優弥 黒島結菜 中川大志 丸山 礼 立川志らく 福士誠治 今野浩喜 平岡祐太 藤間爽子 / 佐藤二朗 / 市村正親
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト URL:natsume-movie.jp/
予告編YouTube URL:https://youtu.be/Gpo1QIA5iJA
公式X:https://x.com/natsume_arata
ハッシュタグ:#夏目アラタの結婚
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