起業において「打てる手はいきなり打っておいた方がいい」理由とは?【眠れなくなるほど面白い 図解 起業の話】
ビジネスで必要な仕入れ先などの会社は先に決めておく
一歩先を予想して計画をたてよう
起業したら、「こういう動きをするだろうな」ということや「これ必要なんじゃないか」というものをイメージしておいて、打てる手はいきなり打っておいた方がいいです。やりながら考えていくという方法もありますが、やはりビジネスのスピードをあげるためには、次はこういうことする、次はこうやっていくというように、細かくチェックして計画を立てておくことが必要だからです。
なかなか難しいことではありますが、たとえば、塾で起業するのであれば、入塾希望の生徒さん用の「申込書」「契約書」「規約」が必要になります。月謝を払ってもらうために、クレジットカード、銀行引き落とし、コンビニ払いなどを準備しておく必要もあります。生徒の個人情報の管理、しっかり生徒を指導するために「指導報告書」も必要になるでしょう。このように、自分のビジネスの流れをイメージしてみれば、ある程度は想定できるはずです。
思い切って、同業他社に「何が必要ですか?」と聞くという方法もあります。自分が大学受験の塾であれば、競合しない小中学生の塾の人は優しく教えてくれるはずです。
ビジネスを一気に広げるためには、こうした準備がポイントとなりますので、あらかじめしっかり考えておきましょう。
打てる手はすべて打っておいた方がいい
実際に起業した場合「何が必要になるのか」をあらかじめ考えて準備しておく
例:塾を起業する場合に準備しておくべきもの
運営・管理
●申込書、契約書、規約など
支払い方法
●クレジットカード払い、銀行引き落とし、コンビニ払い など
必要書類
●個人情報の管理、生徒の管理、指導報告書 など
同業他社でも客層が被らなければ必要になるものを教えてもらえることが多い
[ビジネスの流れをイメージすれば必要になるものが浮かび上がる]
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 起業の話』著:林 尚弘