×NG：バッティング練習の時はボールを見極めてストライクだけを打とう【そのコーチの教え、本当に正しいの？ 少年野球 ワンランク上の選手になるための新常識52】
少々乱暴な言い方だが、ボール球を打つ練習は、バットコントロールを身につけるのに役立つ。
ど真ん中に来たボールは、どんな振り方でも当たる可能性がある。
一方、ボール球は限られた振り方でしか当てることができないので、必然的にスイングを変える感覚が身につく、というわけだ。
ヒットにするのは難しいかもしれないが、ファウルにすることはできるはずである。
試合では差し込まれたり、タイミングがずれたりと、体勢を崩されることがほとんど。
一流のプロ野球選手であっても、完全に自分のタイミングで打てるのは1シーズンを通しても、数えるほどだと言われている。
いろいろな振り方ができようになると、試合になってもボール気味の初球も積極的に振ることができるようになる。
特に高めのボール球は長打になりやすいので、手を出していこう!
また、どんな球でも振っていける選手は、自分の意志で見逃すことができるので、自然と選球眼も良くなるものだ。