離婚の引き金にも…“ヤバい義実家”との関係に悩む妻たち #3「離婚調停を申し立てたら」
離婚に至る過程はさまざまですが、配偶者との関係の悪化だけが原因とは限りません。
結婚すれば切っても切れない「義実家」の存在が、思わぬ形で夫婦のつながりを壊すこともあります。
自分だけの努力では改善されないのが義実家との関係の難しさでもあり、自分を守るために離婚を選択するケースも。
別れの引き金にもなる義実家の状態とはどんなものなのか、ご紹介します。
「元夫とは離婚調停を経て別れましたが、今もまったく後悔していません。
サービス業の女性にちょっかいを出して、私や子どもたちに嘘をついて日曜日まで会っていた夫は、『ただの遊びなのに大げさ』『遊びなんだから謝らない』と、離婚を切り出したときは私がおかしいような言い方をするので本当に腹が立ちましたね。
埒が明かないと思って子どもたちを連れて家を出て、新しいアパートが決まるまで実家に助けてもらいました。
夫からは毎日『さっさと帰ってこい』と着信の嵐でしたが、『子どもの父親として本当に恥ずかしい』と返したら『お前の心が狭いだけ』と言われ、二度と戻らないと思いましたね。
家庭裁判所で離婚調停を申し立てたら、期日のときに夫側は何と義母がついてきました。
調停委員の人たちに聞かされたのは『浮気は妻が夫を大事にしないから』と夫たちが言っていることで、ここでも遊びだと繰り返していました。
このとき、絶対に離婚を成立させると思ったのは、息子の浮気を私のせいにして正当化する義母を知ったからで、たとえ夫が謝ってきても、この人たちとは二度と関わりたくないと、強く思いました。
親なら、配偶者を裏切った息子をいさめるのが役割じゃないのかと、今も信じられないですね。
私の決意が変わらないことを知った夫たちは離婚には応じましたが、その後も財産分与や養育費で揉めて、離婚の成立まで一年以上かかりました。
調停での決定なので元夫は養育費を踏み倒すこともできないし、溜飲が下がる思いがします。
面会交流は設けていますが、これも子どもたちがもういいと言えば終わらせるつもりです。
非常識な親がいる人間と夫婦なんて、やっていけるはずがないですよね」(40代/公務員)
どんな言い訳をしても、配偶者以外の異性にちょっかいを出して家庭をないがしろにした側が悪いのであって、それを配偶者のせいにする義実家とは、どう考えても上手くいかないですよね。
妻を対等に思っていればこんな思考にはならず、「自分たちが上」を押し出してくる人たちとは、きっぱりと縁を切るのが正解ではないでしょうか。
(ハピママ*/弘田 香)