高収入でも幸福度が高いとは限らない。「お金の不安」を減らす“3つの考え方”
心理カウンセラーのyoshikoです。物価の高騰や将来への不安から「お金と幸せの関係」について考える時間が増えた方が多いのではないでしょうか。「収入が増えれば幸せになれるのか?」それとも「別の視点が必要なのか?」。今回は、収入と幸福度の関係を解説し、お金に対する不安を軽くする考え方をお伝えします。
収入と幸福度の関係を知ろう
「お金があれば幸せになれる」という考えは本当でしょうか? お金を無限に増やせば幸せになれるわけではありません。実は、収入と幸福度には一定の関係があるのです。
収入と幸福度の関係性
収入が増えるほど幸福度も高まると思われがちですが、一定額を超えると影響が弱まります。
収入が少ないと生活費や医療費などの心配が大きくなります。
しかし、ある程度の収入を得ると安心感が生まれるので、それ以上の収入増加は満足度に大きく影響しない場合が多いのです。
収入だけでなくお金の使い方も、幸福度を左右します。
高収入でも幸福度が高いとは限らない
収入が増えても、ストレスや比較意識が幸福度を下げる原因になります。
高収入の仕事は責任が増えるので、ストレスも高まりがちです。また、収入が増えると、さらに裕福な人と比べてしまい、満足感が減る場合もあります。
長時間労働やプレッシャーで心の余裕がなくなり、幸福度が低下する恐れもあるのです。
収入よりも、心の余裕を持てる働き方が大切です。
お金の使い方が幸福度を左右する
幸福度を高めるためには、お金の使い方が重要です。
物を買うよりも、経験や人とのつながりにお金を使う方が、幸福度を保ちやすくなります。家族旅行や趣味などは、記憶や経験が思い出になるので、長期的な幸福感を得ることができます。
お金の使い方を意識すると、より豊かな人生を送れるようになるのです。
お金に対する不安を軽くする3つの考え方
お金の不安を完全になくすのは難しい問題ですが、考え方を変えることで上手に付き合っていけます。
ここでは、お金に対する不安を軽くする3つの考え方をご紹介します。
1. お金の価値観を整理する
お金に対する不安を軽くするためには、価値観の整理から始めてみましょう。
「いくらあれば安心か」は人それぞれです。
自分にとって「必要なお金」と「理想の金額」を明確にできると、不安は軽くなります。
老後資金や子供の教育費に不安を感じるのであれば、具体的な目標と計画を立てると、やるべきことが目に見えてきます。
漠然とした不安をなくすためにも、自分の価値観を整理して、これからの生活に必要な金額を明確にしましょう。
2. 貯蓄と支出のバランスを見直す
お金に対する不安を軽くするためには、貯蓄と支出のバランスを見直してみましょう。
貯蓄しすぎると、我慢が増えるため満足度が下がります。
逆に、お金を使いすぎると貯金ができなくなるため将来への不安が増えます。
収入の一部を貯金して、残りを自己投資や家族との時間に使えると、安心感と充実感をバランスよく得られるのです。
「貯める」と「使う」のバランスを見直して、心に余裕を持てる家計管理を心がけましょう。
3. お金をポジティブに使う習慣をつける
幸福度を高めるためには、お金を前向きに使う習慣づくりが大切です。
お金を「不安のもと」と考えるのではなく「幸せになるためのツール」として捉えると、人生をより良くすることにつながります。
・自分を成長させるための習い事
・大切な人へのプレゼント
自分や大切な人にお金を使うと、お互いに前向きな気持ちになれます。お金の使い方を工夫して、明るい気持ちで過ごせる習慣を身につけましょう。
お金に対する不安を軽くするポイントは、自分にとっての「ちょうどいい使い方」を見つけることです。今日からできる小さな見直しと習慣で、お金に対する考え方を変えていきませんか?
yoshiko/メンタル心理カウンセラー・チャイルドカウンセラー