久しぶりにステーキガストに行ったら隣の人の会話に愕然とした / デザートがこうも変わっただなんて…
あらゆるステーキチェーンの中で、ステーキガストは相当にコスパ優秀な部類に入るかと思う。個人的には、近隣にあったら最低でも週2くらいでは通いたい。だが残念ながら、私の家からステーキガストまではそこそこ遠い。
なので頻繁には行けないのだが、つい先日久しぶりに訪れてみた。目的はもちろんステーキだったのだが……。結果的にもっとも印象に残ったのはデザートの変わりっぷりであった。
・店員さんの発言に「え?」
店内に入り、いつものように席に着く。久しぶりだけど、あまり変わっていない気がする。野菜高騰だとか米高騰だとか言われているが、サラダバーもちゃんとあるし、ライスだっておかわり自由にできるみたいだ。
さて、何にしようか。タッチパネルを操作しながらメニューを眺めていると、隣の席に座っているお客さんと店員さんの会話が聞こえてきた。
どうやら、隣の人はタッチパネルの操作がよくわからずに店員さんを呼んだらしい。店員さんの「ここを押していただいて……」という声が、聞くつもりはなくても耳に入ってくる。
最初は特になんとも思っていなかったのだが、途中で思わず「は?」と言いそうになった。こんな会話が聞こえてきたからだ。
お客さん「デザートバーはどうやって注文するんですか?」
店員さん「デザートバーは終了になりました」
タッチパネルを操作する私の指が思わず止まった。一体どういうことだ? 許されるならば「マジですか?」と私も会話に入りたかったが、そんなことをしたら隣の人も店員さんも引くだろうし、最悪の場合は恐怖感を与えてしまう。
なので自ら確認することにした。席を立ち、かつてデザートバーがあったスペースを見に行ってみたところ……確かにデザートは消えていた。
超絶悲報である。ショックすぎて、現状の写真を撮り忘れたぞ。だが、もしかしたらこの店舗だけかも? その可能性にかけて、スマホで「ステーキガスト デザートバー」でググってみた。
すると、「終了した」という口コミは見つかるが、公式サイトの情報は見つからない。代わりに、「新登場! 選べるデザート」という情報がヒットした。っていうか……
これか!
デザートのメニューが手元にあるではないか。「デザートバーが終わったので代わりにコレで」ということ……なのだろうか?
そうこうしている間にメインのステーキが来たので、まずはステーキと対峙。平らげたところで、改めてデザートのメニューを見てみると……
1品198円で、3品頼んでも506円か。デザートバー終了のショックがデカすぎて気づいてなかったが、よくよく考えればかなり安いのでは? というか……
上のようなビジュアルのモンブランって、個人的には1000円くらいするイメージ。そういえば、今から3年以上前に本サイトで紹介した「錦糸モンブラン紗(しゃ)」は記事掲載時点で1つ2860円だった。
もちろん味は異なるだろうが、198円のモンブランがどの程度かは試してみたい。というわけで……
注文して出てきたのがこちら。どう見ても198円のビジュアルではない。最低でも700円くらいしそう。いや、1000円越えていても不思議ではない。見た目だけなら。
ちなみに、そこまで高さはない。コーヒーカップと並べてみると上のとおり。
食べてみたところ、高いモンブランにありがちな “繊細さ” は感じなかった。ただ、198円相当の味とも思わなかった。どう考えても198円は破格すぎる。本来なら2〜3倍しても不思議ではないような……?
どちらにせよ、このモンブランは「他のスイーツも試してみたい」と思わせるだけのクオリティを十分に備えているように思う。少なくとも、私にとっては。
・デザートバー終了は全店なのか?
というわけで、新しいスイーツが割と侮れないことを知ったのだが、それでもやはり気になるのは「ステーキガストの全店でデザートバーが終了したのか」ってこと。
確認すべく、ステーキガストに問い合わせてみたところ……全店で終了でした〜!
ただ、サラダバー・スープバーもあれば、プランによってはカレーだっておかわり仕放題にできる。そのあたりは変わっていないのでご安心を。
参考リンク:ステーキガスト「デザート&スイーツ」
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.