<図々しい!自サバ義姉>ワンオペ中にアポ無しピンポン「子ども預かって~」絶対ムリ!【まんが】
私はムツミ、育児休暇中の2児の母です。今日は土曜日。夫のトシアキは珍しく出勤日のため、3歳の長男と1歳の長女をワンオペでみることになりました。休日だというのに朝4:30から元気いっぱいの子どもたちに起こされ、現在は朝の9:00。最近は長男もずいぶんお兄さんになってくれたと実感しています。久しぶりに雨が上がった今日は絶好の洗濯日和! 洗濯物を干しながら今日1日どう過ごそうか考えていると、長男が話しかけてきました。
玄関モニターに映っていたのは宅配業者ではなく、義姉のリョウコさんの姿でした。2歳の娘ミサちゃんを連れています。しかし義実家の集まりがあるときも私はなるべく関わらないよう、最小限の交流しかしていません。そんな義姉がなぜ、わが家に……?
私は何も聞いていません。たしかに今日は出かける予定はありませんが……。自分の子どもだけでも大変なのに、親戚の子どもの世話までするのは荷が重すぎます。3歳と1歳の子がいる家に2歳が来たら……もうカオスに決まっています!
突然わが家にやってきた義姉のリョウコさん。どうやら昨日のうちにトシアキに「明日ミサを預かってほしい」と連絡をしたそうなのです。しかし私はそんなことトシアキから一切聞いていません!! ただでさえ私は、早朝から始まっている3歳と1歳のワンオペ育児ですでに疲れているのに……。今から突然、2歳の義姉の娘を預かる!? いやいやムリです、絶対イヤ! なぜなら以前、無理やり押しかけられて痛い目をみた経験があるのです。しかし図々しい義姉のことなので、駄々をこねて何が何でも預けていきそうな予感がします。
相談なく引き受けた夫「似たモノ同士のきょうだい」にイラっ!
「とにかく! 預かれません!」私は強い口調でそう断ると、インターホンのモニターを切りました。義姉が「ちょっと!」と叫んでいましたが構いません。そしてすぐさま爆速でスマホにメッセージを打ち込むと、仕事中のトシアキに送ります。
「いや……同じくらいの年齢の子どもが1人増えたところで、そんな変わんないだろ」義姉とまったく同じことをいうトシアキに呆れました。「似た者同士のきょうだい」に心の底からうんざりです。私は怒りをこめ、思いのたけをぶちまけました。
ただでさえワンオペで大変な休日を、さらにめちゃくちゃにされたくない! こちらは早朝から起こされてすでにクタクタです。言うことを聞かない2歳児を預かるなんて、絶対にムリです! ミサちゃんはただいま絶賛イヤイヤ期。先日法事があった際も、ミサちゃんの暴れっぷりといったらなかなか激しいものでした。正直なことを言うと、前もって頼まれていたとしても3歳と1歳を抱える私にとてもお世話などする余裕はありません。 ひょっとすると先日のミサちゃんの様子をみて、義両親も預かることを断ったのかもしれません。今後、義姉との関係が悪化することが目に見えていますが、もういいや! ムリなものはムリなのですから。
義母、怒り心頭でわが家に襲来「説教しにきたんだよ!」コワッ
義姉は私に断られてすぐ、義母に電話をしてきたのだとか。「それに比べて……ムツミちゃんは子ども2人いるのに頑張ってて……見習ってほしいわ!」義母はいつでも私の味方をしてくれるありがたい存在。私の気持ちを汲んでそう言ってくれました。
そして夜。トシアキは家にやってきた義母にとことんお説教されていました。義母は「ワンオペ育児がいかに大変か」を言い聞かせ、「ムツミちゃんのことも考えず勝手な真似をしたら許さない」と叱ってくれたのです。そして……。
わざわざ息子のことを説教しに来てくれた義母。トシアキが義母に怒られている姿を見て、私も「もっとトシアキに育児を頼っておくべきだった」と反省しました。トシアキがワンオペ育児の大変さを知っていれば、今回のようなことにはならなかったのですから。 そしてちょっぴり強引な義母のおかげで、なんと私はひとりの自由時間とお小遣いをゲットできました。ショッピングモールに行って映画でも観てこようかと、今からワクワクしています。いつだって私の味方をしてくれる義母を、これからも大切にしていきたいと思います。