【姫路】世界初の「あずきミュージアム」へ出かけよう!見て・触れて・学んで目指せあずきマスター!
姫路の銘菓「御座候(ござそうろう)」が手がける「あずきミュージアム」は、あずきについての歴史や文化を学べる世界でも珍しい施設です。工場見学やクラフト体験、調理体験もでき、一日では回りきれないほど。工場ショップでは、焼きたての『御座候』はもちろん、『あずきソフト』も味わえます。ミュージアムレストラン(要入館料)では『あずき御膳』や『紅白ぜんざい』など、あずきグルメも目白押しです。友人と、親子と、知っていそうで知らなかった新しい発見を楽しんで。
・あずきの全貌がわかる「あずきミュージアム」
JR姫路駅北口から高架沿いに東へ徒歩15分ほどの場所にある「あずきミュージアム」。姫路銘菓で有名な「御座候(ござそうろう)」が手がけるあずきをテーマとした博物館は、日本の食文化に欠かせない“あずきの文化”を知って、もっと身近に感じてほしいという思いから、2009年につくられました。「あずきの博物館」としては世界でここだけなんだそう!
正面入り口を抜けると、照葉樹が植樹された緑あふれる庭園が広がっています。木々の間から差し込む光や滝が流れる水の音に癒やされながら進むと、ミュージアムの入り口が見えてきます。
まずは、ミュージアム内にある受付へ。支払いを済ませたら、あずきの形にくり抜かれた入り口からあずきの世界へ、いざ出発です!
・大人も子どもも新しい発見がある展示コーナー
1階には写真や映像を交えながら、あずきのルーツや栽培方法、あずきの一生などが紹介されています。
“あずきの花ってどんな色?”“小豆と書いてどうしてあずきと読むの?”など、知っていそうで知らなかったあずきの世界に、子どもだけでなく大人も思わず引き込まれてしまうはず!
なかでも目を引くのが世界のあずきの展示。色、形、大きさがそれぞれ異なる世界の多種多様な70種類ほどのあずきの現物をここで見ることができます。国内産のあずきだけでもたくさん種類があって、大きさや色が違うことに驚きです!
部屋に入った瞬間、その迫力に誰もが声をあげてしまうのが、あずきの王様「エリモショウズ」を10倍の大きさにした模型。天井から降り注ぐ光によって葉脈が浮き上がり、その生態を細部まで知ることができます。小さな生き物になった気分で観察してみて。
2階は、あずきと暮らし、四季の年中行事、テーマ映像を上映するハイビジョンシアター、製餡の工程がわかる展示などを一周しながら学べます。御座候の職人になったつもりで写真が撮れるフォトスポットでは、ぜひ記念撮影を忘れずに!
・あずきを使ったクラフト体験や調理体験もおすすめ
ミュージアムの2階では、あずきを使ったクラフト体験ができるスペースもあります。さまざまな色・形・大きさの豆でフォトフレームを作ったり、額縁いっぱいにあずきを敷き詰めてイラストを描いたりとオリジナルの作品作りにチャレンジ!小サイズは300円、中サイズ500円、大サイズは1000円で作成できます(大サイズは夏休み限定)。
原案のイラストを事前に考えておけば制作時間が短縮できますよ。大人の参加も大歓迎!大人はみっちり時間をかけて大作を作りあげる人が多いそう。
ミュージアム1階の調理体験室では、緑あふれる庭園を眺めながら家族や友達と一緒に“あずき調理体験”もできます。メニューはさくら餅やあんマフィンなど、2カ月ごとに入れ替わります。予約はWEBまたは電話にて、実施日の一週間前までの予約が必要です。メニューの詳細や予約は公式HPをチェックして。
【時間】10:00~11:00
【対象】小学生以上(小学生は保護者同伴)
【参加費】1200円
【定員】2~16人
【持ち物】エプロン
【申し込み】1週間前までにWEBまたは電話(079-282-2380)にて予約
・ミュージアムレストランであずきグルメに舌鼓
ミュージアム中2階には、ミュージアム入館者だけが利用できるレストランがあります。照葉樹の里山庭園を一望できる開放的な空間で、あずきグルメを楽しみながらくつろいで。
『あずき御膳』1650円
看板メニューはコレ!赤飯or雑穀米、自家製うどん、いとこ煮、ほくほく小豆と野菜のかき揚げ、小豆の風味香るごま豆腐、漬物、あずきソフトクリームと、あずきの風味を味わい尽くせる御膳です。
せいろによそった赤飯は、作る工程でひと手間かけることによって味と食感がワンランクアップ!工程は企業秘密。一度食べると忘れられなくなる深い味わいです。
食後にいただく『あずき茶』は、あずき本来の素朴な風味が味わえます。カフェインレスなのでマタニティーや子どもにもおすすめです。
『珈琲』650円
珈琲にミュージアムキャラクターの“あずきさん”を描いたラテアートがキュート!ほどよい甘さの密漬けあずきはコーヒーと絶妙にマッチ。
・あずきの香りに包まれる!工場見学
敷地内にある工場では、製餡の工程を見学することがきます。一般の人の見学は11:00~で、見学時間は30分ほどです。前日までにWEB予約が必要で15人限定なので、希望する人は早めにチェックを。
工場内では、製餡工程をツアーガイドが案内してくれます。風味や食感をさらに高めるため、一釜60㎏ずつのあずきを技術者が丁寧に煮上げます。
練りあがった餡を専用の容器へと流し込む作業。毎日炊きたてのあんこが、ここから全国の御座候店舗へ届けられます。
・工場ショップで焼き立ての『御座候』を
別館にある「工場ショップ」内のあずきグルメも必見です!
このショップでも、おなじみの『御座候』が作られる光景を見ながら、焼きたてを購入することができます。
『御座候』(赤あん・白あん)各110円
包装紙で包まれることなく焼きたてをそのまま頬張れば、皮のパリッとした食感が損なわれず、おいしさ倍増!中にはぎっしりと隙間なくあんこが入っています。
『あずきソフトクリーム』(レギュラー)400円、(ミニ)350円
工場ショップ限定の『あずきソフトクリーム』も要チェック!炊きたてのあんこをミキサーにかけてペースト状にしたものをソフトクリームミックスに混ぜています。上品な甘さがGOOD!
冬季限定の『肉まん』(180円)や、夏期限定の『アイスバー』(赤あん・白あん140円、レモン160円)などの期間限定商品も、工場ショップなら通年購入可能です。
・「御座候」オリジナルグッズも販売
『あずきさんメモスタンド』各500円
ミュージアム1階受付横にあるショップへの立ち寄りもお忘れなく!“ミュージアムキャラクター2012”のコンテストで見事優勝した人気キャラクター“あずきさん”のメモスタンドは、ここでしか手に入らない限定品です。
『御座候ストラップ』各600円、『御座候消しゴム』各200円
ユニークなストラップや消しゴムも人気商品!ファンにはたまらないオリジナルグッズばかりで、全てコンプリートしたくなります。姫路のお土産にもぴったりですね。
クラフト体験や調理体験も組み込むなら、丸一日確保してゆっくり過ごしたい「あずきミュージアム」。“ヤブツルアズキ”の播種体験(5月)、鏡開き(1月)など、季節のイベントも盛りだくさん!魅力あふれる「あずきミュージアム」を訪れて、あなたも“あずきマスター”になりませんか?
■詳細情報
■DATA
あずきミュージアム
所在地
兵庫県姫路市阿保甲611-1
電話番号
079-282-2380
営業時間
10:00~17:00(入館は16:00まで)